マイクロソフトが、Windows Updateで使う証明書が2027年に期限切れになると案内しました。「Windows Updateが使えなくなる場合も」と報じられ、不安に感じた人もいるかもしれません。ただ、毎月きちんと更新している普通の家庭のパソコンなら、特別な対応は要りません。
ここでは、何が起きるのか、だれが大丈夫で、だれが備えるべきかを、マイクロソフトの公式情報から整理します。
何が起きるのか
マイクロソフトは2026年10月8日、Windows Updateで使う証明書が2027年に期限切れになると案内しました。これは、パソコンが更新サーバーと「信頼した接続」を結ぶために使う証明書です。期限は、Windowsの種類によって2027年5月17日と6月19日の2段階です。
2027年の証明書切り替え、だれが大丈夫か(編集部作成)作成: 編集部 / もとの資料: 西のITメディア編集部
この証明書が切れても、必要な更新を当てて最新の状態にしていれば問題ありません。置き換えの新しい証明書は、通常のセキュリティ更新プログラムで、すでに配られています。
なお、ここで言う証明書は、Windows Updateへの接続の信頼に使うもので、プログラムが本物かを確かめる「コード署名」の証明書とは別の話です。混同しないよう、マイクロソフトの案内に沿って整理しています。
だれが大丈夫で、だれが注意か
マイクロソフトの案内をもとにすると、次のように整理できます。
| 状態 |
対応 |
| 毎月のWindows Updateを当てて、最新にしている |
特別な対応は不要 |
| Windows 11 バージョン25H2以降 |
もともと対応は不要 |
| 長く電源を入れていない・長期間オフラインだった古いPC |
期限が来る前に、更新を当てて最新にする |
| サポートが終了した古いWindows |
サポート中のバージョンへ移行する |
大丈夫なのは、普段からインターネットにつなぎ、毎月の更新を当てている人です。注意が必要なのは、しばらく使っていなかったパソコンです。必要な更新が入っていないまま2027年の期限を過ぎると、Windows Updateにつながらなくなり、更新を受け取れなくなるおそれがあります。
大阪・関西では
この話で、特に気にかけたいのが、実家や親・祖父母の家の、たまにしか使わないパソコンです。年に数回しか電源を入れないパソコンは、更新が止まっていることがあります。
帰省したときや、年末年始に家族が集まったときに、実家のパソコンを一度起動して、Windows Updateを当てておくとよいでしょう。2027年の期限までには、まだ時間があります。あわてる必要はありませんが、久しぶりに使うパソコンは、早めに最新にしておくと安心です。
今日からできること
- 自分のパソコンが、毎月のWindows Updateを当てて最新になっているか確認する(なっていれば、特別な対応は不要)
- 長く使っていなかったパソコンは、一度起動して、Windows Updateを最後まで当てる
- 実家や親のパソコンなど、たまにしか使わない端末は、帰省の機会などに更新を当てておく
- サポートが終了した古いWindowsを使っている場合は、サポート中のバージョンへの移行や買い替えを検討する
- 「Windows Updateが使えなくなる」とあおる不審なメールや電話には注意する。更新は、正規のWindows Updateから行う
見出しだけ見るとドキッとするけど、普通に更新してたら何もせんで大丈夫や。心配なのは、しまい込んだ古いパソコンの方やで。