カーシェアのタイムズカーで、約660万アカウントの情報が漏れた件の続報です。タイムズカーは、持っている運転免許証などの本人確認書類の画像を、10月末までにすべて削除すると発表しました。退会しても7年間残っていた画像の扱いを、大きく改める形です。この記事は、タイムズカーなどの公式の発表をもとにまとめます。
何が変わるのか
タイムズカーは2026年10月16日の第4報で、本人確認書類の画像の持ち方を、次のように変えると発表しました。
|
これまで |
これから |
| 今の会員 |
会員の間は持ち続ける |
登録の確認が済んだらすぐ消す |
| 退会した会員 |
退会後7年間持つ |
持たない |
タイムズカーの第4報。画像の持ち方を改め、今ある画像は10月末までに削除する出典: タイムズモビリティ(引用)
今持っている画像は、本人の申し出がなくても、2026年10月末までにすべて削除するとしています。退会者だけでなく、今の会員の画像も対象です。削除する件数は書かれていません。画像を持っていた目的として、同社は、登録時の本人確認に加え、不正利用が疑われるときの対応や、問い合わせへの対応などを挙げています。
そもそも何が漏れたのか
タイムズカーは2026年9月25日に不正アクセスを見つけ、9月28日の第2報で、約660万アカウントの情報が第三者に取られたと公表しました。退会した人や、入会の申し込みを完了しなかった人も含まれます。
- 漏れた情報(人によって異なる): 氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、運転免許の情報、本人確認書類の画像、パスワード(元に戻せない形で保管)、連携サービスのID
- 本人確認書類の画像: 約160万アカウント分(運転免許証、公共料金の請求書などの住所確認書類、学生プランの学生証、家族プランの家族確認書類)
- 漏れていない: クレジットカードの情報
調べた結果を踏まえた次の案内は、2026年10月23日に出す予定です。当初は9月29日から2週間ほどで出すとしていましたが、調査に時間がかかっているとして延びました。
大阪・関西の利用者が今日からできること
- 偽の連絡に応じない: タイムズカーを装うメール・SMS・電話のリンクや添付は開かず、パスワードや認証コード、カード情報は入力しません。同社は、メール・SMS・電話でパスワードやカード情報を聞くことはないとしています。
- 免許証の扱いを確かめる: 富山県警は、画像が漏れた会員の免許証の再交付の申請を受け付けると案内しています。関西の府県警のページでは同じ案内は見当たらなかったため、気になる人は、住んでいる府県の運転免許センターに確かめます。
- 本人確認書類の悪用に備える: 信用情報機関への本人申告の方法は、免許証の画像が漏れたときの信用情報の本人申告にまとめています。
- WESTER IDの人: 漏れた連携サービスのIDには、JR西日本のWESTER IDも含まれます(ほかのサービスと合わせて計9件)。JR西日本は、該当する人には個別に連絡するとしています。
- 問い合わせ先: タイムズカーの窓口は 0120-25-8924(24時間)と問い合わせフォームです。退会した人で、自分が対象か確かめたい場合は、退会者専用のフォームから連絡します。
覚えておきたいこと
- タイムズカーは、持っている本人確認書類の画像を、申し出がなくても2026年10月末までに全削除(今の会員分も含む)。
- これからは、確認が済んだらすぐ消し、退会者の画像は持たない。これまでは退会後も7年保管していた。
- すでに漏れた情報は戻らない。偽の連絡に注意し、次の案内(10月23日予定)も確かめる。