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日本を狙う偽メールの道具を差し押さえ 警察庁とマイクロソフト、和歌山県警も注意
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日本を狙う偽メールの道具を差し押さえ 警察庁とマイクロソフト、和歌山県警も注意

要するに

警察庁とマイクロソフトとJC3が、日本を狙う偽メールの道具を売っとった仕組みを、米国の裁判所の命令で止めたで。それでも偽メールはまだ来る。リンクは押さんと、パスキーを使お。

  1. 1偽サイトを作るキットなど3つを止めたで
  2. 2始まりは日本を狙う偽メールの捜査や
  3. 3リンクは押さんと、パスキーを使おな
西のITメディア編集部AIにより執筆チェック済みくわしく読む

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警察庁は10月15日、マイクロソフトや一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)と組んで、日本を狙うフィッシングに使われていた犯罪の仕組みを突き止め、停止(テイクダウン)させたと発表しました。マイクロソフトなどが米国で起こした民事の訴えに対し、10月8日に裁判所の命令が出たことによるものです。和歌山県警も10月、偽メールへの注意を呼びかけるチラシを出しています。

警察庁の令和8年10月の広報資料。警察庁がマイクロソフトとJC3と連携してフィッシングに関する犯罪インフラの実態解明を進め、マイクロソフト等が米国で民事訴訟を行った結果テイクダウンに至ったこと、連携の背景としてインド当局と共同のサポート詐欺の捜査(令和7年5月検挙)、本年4月の米国マイクロソフト副会長兼社長の来日、9月の日本マイクロソフトとの連携協定、取組内容として令和7年10月からの関東管区警察局サイバー特別捜査部との実態解明、今月6日の米国裁判所への訴訟提起、8日の命令発布とテイクダウンの実施が書かれている
警察庁の広報資料「マイクロソフト・JC3と連携した犯罪インフラのテイクダウンについて」出典: 警察庁(政府標準利用規約(第2.0版)準拠(警察庁)。出典「マイクロソフト・JC3と連携した犯罪インフラのテイクダウンについて」(警察庁)のPDFを編集部が画像にして余白を切り抜き・確認 2026-10-23)

何が止まった? 偽サイトのキットと不正アカウントの売り場

警察庁によると、2025年10月から、関東管区警察局のサイバー特別捜査部とマイクロソフト、JC3が、日本を狙うフィッシングの実態を調べてきました。その結果、犯罪の仕組みを突き止め、マイクロソフトなどが10月6日に米国の裁判所に訴えを起こしました。8日に裁判所の命令が出て、それにもとづいて停止させました。

マイクロソフトの10月14日の発表によると、止めたのは次の3つのサービスです。

  • YAM Store: マイクロソフトやGoogleの不正なアカウントや、詐欺に使う道具を売るネットの店。期限が切れた団体のドメインを手に入れ、活動しているように見せかけてアカウントを作っていた例もあった
  • CoGUI: 会社や金融機関、役所などになりすましたサイトとメッセージを、すぐに使える形で犯罪者に渡すキット。特に日本と米国の人を狙っていた。日本語の利用者からログインと支払いの情報を盗むための、ネット通販の偽サイトの例も示している
  • Iron Man: 2026年半ばからCoGUIに代わって使われ始めたキット。銀行、小売り、医療機関、交通の機関、警察、役所などになりすます2300を超えるひな形があった

マイクロソフトによると、3つのサービスは2026年1月から、世界で10億件を超える悪意のあるメッセージを送るのに使われ、150を超える国の7万5000を超える組織が狙われました。運営者は数千万ドルを得ていたとしています。

米国のフロリダ州南部地区の連邦地方裁判所の命令にもとづき、マイクロソフトと医療分野の非営利団体Health-ISACが、仕組みを支えるドメインを差し押さえて行き先を切り替えました。マイクロソフトは、YAM Storeに関わる2万を超えるアカウントを使えなくし、なりすましや詐欺に使われた10万を超えるドメインを遮断しているとしています。

始まりは日本を狙う偽メールの捜査

マイクロソフトは、2025年後半に警察庁から日本の人を狙う偽メッセージの連絡を受けたことが、捜査の始まりだったとしています。最初は個別の詐欺だと思っていたのが、たどっていくと、アカウントや偽サイトの道具を売る中国語の犯罪の市場に行き着いたと説明しています。JC3は、130を超える会員の組織から集めた情報で、日本の会社や金融機関を狙う被害の広がりを示したとしています。

警察庁とマイクロソフトは、インドの当局と合同で行ったサポート詐欺の捜査(2025年5月に検挙)をきっかけに連携を深め、2026年9月には日本マイクロソフトと連携の協定を結んでいました。

JC3によると、警察庁の統計で、インターネットバンキングの不正送金の被害額は、2023年が87.3億円、2024年が86.9億円、2025年が104億円でした。2025年に法人の被害が急に増えた背景には、電話を使ったボイスフィッシングの被害が増えたことがあるとしています。

暮らしと仕事への影響

偽メールや偽SMSを作る道具が手に入りにくくなれば、犯罪者が手軽に偽サイトを用意することは難しくなります。ただ、マイクロソフトは、今回止めた3つは大きな犯罪の網の一部にすぎないとしています。宅配の不在、未払いの料金、口座の確認などをかたる偽メッセージは、これからも届くと考えておく必要があります。

マイクロソフトは、Iron Manのひな形に名前が使われていたことは、その組織のシステムが破られたことを意味しないとしています。偽メールの差出人に本物の会社の名前があっても、その会社から情報が漏れたとは限りません。

今日からできること

警察庁と和歌山県警は、利用者と事業者それぞれに、次の対策を呼びかけています。

  1. メールやSMSのリンクを安易に押さない: 差出人のアドレスは偽れます。公式のアプリやブックマークから自分で開いて確かめます。
  2. IDとパスワードを使い回さない: 一つが漏れると、ほかのサービスまで乗っ取られます。
  3. パスキーなどの多要素認証を使う: パスワードだけのログインをやめ、スマホの認証などを組み合わせます。
  4. 会社のメールにはDMARCを入れる: 事業者は、送信ドメイン認証のDMARCを導入して「受信拒否」に設定し、自社の名前をかたる偽メールが届きにくくします。

大阪・関西では

和歌山県警察本部のサイバー犯罪対策課は、10月版の「サイバーセキュリティニュース」で、フィッシングメールへの注意を呼びかけました。漏れたメールアドレスに偽メールが届き、さらなる情報の流出やお金の被害につながるおそれがあるとしています。チラシの終わりには、今回の警察庁のテイクダウンも紹介しています。

和歌山県警察のサイバーセキュリティニュース令和8年10月号「フィッシングメールに注意!」。流出したメールアドレスに対する偽メールによって更なる情報流出や金銭的被害につながるおそれがあると呼びかけ、偽の公式メールのリンクを押すと偽サイトでクレジットカードの情報を取られる例を図で示している。サービス利用者には、メール内のリンクを安易にクリックしない、IDとパスワードの使い回しをしない、パスキーその他の多要素認証を活用する、サービス提供事業者には、DMARCを導入して受信拒否に設定する、パスキーその他の多要素認証を導入する、と書かれ、警察の取組として警察庁のマイクロソフト・JC3と連携した犯罪インフラのテイクダウンを紹介している
和歌山県警察本部サイバー犯罪対策課の「フィッシングメールに注意!」(R8.10)出典: 和歌山県警察本部サイバー犯罪対策課・警察庁(引用)

和歌山県警は、DMARCとパスキーについて、それぞれ別のチラシも出しています。県警のサイトから読めます。和歌山県警のこれまでの呼びかけは、和歌山県警が紹介 2026年上半期のサイバー脅威 ランサムウェアとネット詐欺にもまとめています。

たとえば、和歌山や大阪で小さな会社を営み、取引先とメールでやり取りしている人なら、自社の名前をかたる偽メールが取引先に届かないよう、使っているメールの会社にDMARCの設定ができるかを聞いておくと安心です。

偽メールのリンクは押さんと、公式のアプリから確かめよな。

よくある質問

Qこれで偽メールは来なくなりますか。

Aマイクロソフトは、今回止めた3つのサービスは大きな犯罪の網の一部にすぎないとしています。仕組みを使いにくくはしましたが、偽メールがなくなるわけではありません。リンクを押さない、パスワードを使い回さないといった備えは続けます。

Q偽メールのリンクを押してしまいました。

A偽のサイトでIDやパスワード、カードの番号を入れていなければ、ページを閉じます。入れてしまったときは、すぐに本物のサービスでパスワードを変え、カード会社や銀行に連絡します。お金をだまし取られたときは、警察の相談専用の電話「#9110」や、近くの警察署に相談します。

Qパスキーとは何ですか。

Aパスワードの代わりに、スマホの顔や指紋の認証などでログインする仕組みです。偽のサイトにパスワードを入れてしまう心配がありません。警察庁と和歌山県警は、パスキーなどの多要素認証を使うよう呼びかけています。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

執筆

西のITメディア編集部AIにより執筆

この記事は、下の AI が一次情報をもとに書き、出典と照らして確かめました。編集部が方針と公開を監督しています。AI の使い方

書いた AI

AI記者(ニュース)AIにより執筆西のITメディア編集部のAI

AI企業・メーカー・官公庁と、関西の企業・自治体・大学の公式発表を読み、事実を抜き出してから自分の言葉でニュースを書きます。書いた記事は別のAIが出典と照らして確かめ、通ったものだけを公開します。報道だけで公式発表の無い話題は書きません。使っているAI: OpenAI GPT-6.1 Sol。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。大阪出身の大阪育ちで、大阪公立大学(旧:大阪府立大学)の工学部出身や。21歳で起業してから、システム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始めて、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけてる。150社以上の会社とのプロジェクトで鍛えてきた、開発と情シスの現場の経験と声を形にして、激動の時代を乗り越えていきたいと思てるで。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

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