枚方市は、市役所の本庁に行かなくても相談や申請ができる「遠隔相談窓口(リモートブース)」を、枚方市駅市民窓口センターと北部支所に設けています。ブースから本庁の担当課とビデオ通話でつながり、51項目の相談や手続きに対応します。2026年9月15日からは、身近な人が亡くなった後の「おくやみコーナー」の手続きもブースで使えるようになりました。
何ができる? 本庁の担当とビデオでつなぐ個室のブース
市の案内によると、リモートブースでは本庁で行っている相談窓口や申請受付の一部を、枚方市駅市民窓口センターと北部支所で受けられます。
- ビデオ通話で、本庁の担当者とリアルタイムに話せる
- 書画カメラ(書類を映すカメラ)で、出す書類を担当者に見せられる
- ブースのプリンターを担当課が遠隔で操作し、申請書を打ち出せる
- 機器の操作は職員が遠隔で行う
ブースはプライバシーに配慮した個室で、車いすでも十分な広さがあるとしています。北部支所では2025年11月19日から予約できるようになり、あわせて手続きの対象も増えました。
枚方市が公開したリモートブースの様子。個室にモニターや書画カメラが並ぶ出典: 枚方市(引用)
使える手続きは51項目
市のページには、ブースで使える相談や手続きが51項目並んでいます。項目ごとに、相談だけか、申請までできるかが書かれています。主なものは次のとおりです。
- 国民健康保険、後期高齢者医療、国民年金: 保険料の試算や、年金の問い合わせと手続き
- 児童手当や医療助成: 児童扶養手当の相談、ひとり親家庭医療証や重度障害者医療証の相談と申請
- 固定資産税: 住宅用地の特例、耐震・省エネ・バリアフリー改修に伴う減額などの相談
- 健康・福祉: 福祉なんでも相談、介護認定の相談、がん検診の無料クーポン券の再発行
- 予防接種: インフルエンザ・新型コロナワクチン、高齢者の肺炎球菌・帯状疱疹の無料接種券の発行
- 障害福祉・生活保護: 障害福祉サービス受給者証の更新、生活保護受給証明書の発行
- 子どもと学校: 転校や新入学の相談、就学援助、留守家庭児童会室、放課後オープンスクエア
- そのほか: ひらかたポイントアプリの導入サポート、浄化槽の申請など
ブースの画面。相談したい担当課のボタンを押してつなぐ出典: 枚方市(引用)
ブースの画面には、保険年金課や資産税課、介護認定給付課など、つながる担当課のボタンが並びます。
おくやみの手続きも9月15日からブースで
身近な人が亡くなった後の手続きは、人によって違い、いくつもの窓口にまたがることが多くあります。枚方市は市役所別館2階に「おくやみコーナー」を置き、必要な手続きの案内や申請書の作成をまとめて手伝っています。
2026年9月15日からは、このおくやみコーナーの手続きを枚方市駅市民窓口センターと北部支所のリモートブースでも使えるようになりました。ブースでは1枠60分の予約制です。
予約のしかたと時間
- 使える日時: 平日(月曜日から金曜日)の9時から16時30分まで。1枠30分
- おくやみコーナー: 9時から12時と13時から16時。1枠60分
- 予約: 2営業日前まで。市のページの予約の案内から、パソコンやスマホで予約する
- 持ち物: 手続きごとに「必要な持ち物」のPDFがある。持ち物の要らない相談もある
- 注意: 駐車場や駐輪場の割引はない
問い合わせは、枚方市駅市民窓口センター(072-841-1105)と、市役所の市民生活政策課(072-841-1356)です。おくやみコーナーには専用ダイヤル(072-841-1430、平日9時から17時30分)もあります。
暮らしと仕事への影響
本庁まで出かけなくても、近くの窓口で担当課と顔を見ながら話せるのが大きな違いです。書類は書画カメラで見せ、申請書はブースで打ち出せるため、話しながらその場で手続きを進められます。
予約制なので、決めた時間に担当課がつながります。一方で、使えるのは平日の日中だけで、仕事を休んで行く必要がある点は本庁の窓口と変わりません。
自宅から済ませたい手続きは、オンライン申請が使える場合もあります。自治体のオンライン手続きの準備は、自治体のオンライン手続き はじめての準備と注意点【関西・図解】にまとめています。
大阪・関西では こんな使い方ができます
たとえば、北部支所の近くに住む高齢の親の介護認定について相談したいとき、子どもが付き添って支所のブースで本庁の担当課と話せます。
家族が亡くなった後、どの手続きが要るか分からないときは、おくやみコーナーの枠を予約し、駅に近い窓口で案内を受ける使い方もあります。いずれも、予約の前に手続きの「必要な持ち物」を確かめておくと、当日の話が早く進みます。
市役所まで出るのがしんどい人は、まず近くのブースを予約してみてな。