「対象かどうかは、こちらから確認できます」。そんな画面を用意した会社もあれば、問い合わせても答えられないとする会社もあります。
10月に情報の漏えいを発表したサービスでも、対象の人への向き合い方はかなり違います。公式の発表で比べると、お金のこと、対象かを知る方法、知らせのメールの3つで差が出ていました。
見舞金を出したのは1社だけ
| サービス(会社) |
漏えいの規模 |
見舞金・補償 |
対象かを知る方法 |
| お名前.comデスクトップクラウド(GMOインターネット) |
影響の可能性があるサーバー26,739件 |
今の利用者全員に見舞金5,000円、不正な取引の損失を補償 |
登録のメールアドレスに連絡 |
| ブックオフ |
6,383,279人 |
発表に記載なし |
会員サイトで照会(10月23日から)、個別のメール |
| ふるさとチョイス(トラストバンク) |
4,454,097件 |
発表に記載なし |
全会員に流出の有無をメールで知らせる |
| ローソンID(ローソン) |
215万5,345件 |
発表に記載なし |
個別のメール |
| Joshin |
会員情報が最大約600万件ほか |
発表に記載なし |
第2報に個別の連絡の記載なし(一部の人を除く) |
| 楽天トラベル |
最大約260万件ほか |
発表に記載なし |
順に個別に連絡 |
| skyticket(アドベンチャー) |
カード情報が最大6,140人ほか |
発表に記載なし |
個別のメール。対象かどうかの問い合わせには答えない |
| エクスプレス予約・スマートEX(JR東海、JR西日本、JR九州) |
件数はユミルリンクが確認中 |
発表に記載なし |
メールなどで個別に連絡 |
時点は2026年10月27日で、各社の最新の公式の発表によります。お名前.comは、利用者の口座で実際に不正な取引があり、お金の被害が出ている件です。ほかの7つは、補償や見舞金について発表に書いていません。skyticketの補償が気になる人もいるはずですが、10月16日の第2報にも補償の記載はありません。
自分で確かめられるか
対象かどうかを知る方法は、会社によって大きく違います。
ブックオフは10月23日から、会員サイトにログインすると、自分が漏えいの対象かどうかを照会できるようにしました。メールが届いていなくても対象外とは限らないとして、自分で確かめる手段を用意した形です。
ブックオフグループホールディングスのお知らせ(10月23日)。会員サイトでの照会と専用のフリーダイヤル出典: ブックオフグループホールディングス株式会社(引用)
ふるさとチョイスは、流出があった人だけでなく、なかった人にもメールで知らせています。両方のメールが届いた場合は、同じメールアドレスで複数の会員登録があるためだと説明しています。
トラストバンクの「よくあるご質問」(10月26日16時30分更新)のうち、パスワードと流出の確かめ方、カード情報の答え出典: 株式会社トラストバンク(引用)
一方、skyticketは、対象の人には個別に連絡するとしながら、対象かどうかの個別の問い合わせには答えられないとしています。2017年2月から2018年6月に「skyticketプレミアム」の会費をカードで払った人は、カードの明細を見るよう求めています。
知らせのメールの送り主
送り主のアドレスを、公式のお知らせに示している会社もあります。
ブックオフ、skyticket、GMOインターネットなどは、メールや電話でパスワードやカード番号を尋ねることはないとしています。
届いたメールで迷ったときにできること
- 送り主のアドレスを、会社の公式のお知らせに書かれたものと見比べる
- パスワードは、メールのリンクからではなく、公式アプリかブックマークから入って変える
- 「補償金の手続き」「被害金を取り戻す」などで振り込みや手数料を求める連絡には応じない
GMOインターネットとskyticketは、補償や返金を名目に振り込みを求める連絡に応じないよう、とくに注意を呼びかけています。漏れた情報の種類ごとの対処は、漏れた情報の種類で対処が違うIPAの手引き、免許証は信用情報機関へにまとめました。
大阪のJoshinやJR西日本のように、関西の会社からも知らせは届いています。それぞれの経緯は、Joshinの記事、ブックオフの記事、ふるさとチョイスの記事、ローソンIDの記事、skyticketの記事にあります。
お詫びのメールが何通も来たら、まずこの表で送り主を見比べたらええねん。