弥生は2026年10月23日、「弥生の記帳代行AI」オープンβ版の提供開始を発表しました。提供は2026年10月22日からで、「弥生PAP」会員の会計事務所が対象です。正式提供前の試験版として、期間中は無料で利用できます。
弥生が発表に添えた画像出典: 弥生(PR TIMES)(報道用の素材)
領収書などの分類から仕訳まで自動化
弥生によると、領収書・通帳・クレジットカード明細などをAIで自動分類し、記帳します。文章などを扱う大規模言語モデル(LLM)を使った独自の記帳専用エンジンが、取引を会計上の項目に分ける「仕訳」を自動生成する仕組みです。AIへの指示文は弥生が改善するため、利用者が設計・運用する必要はありません。
領収書などの取引を裏付ける書類「証憑」は、100枚程度を数分で処理するとしています。ただし、所要時間は稼働状況によります。重複の疑いがある証憑画像を左右に並べ、比較する機能もあります。
今回、一部の会計事務所に提供していたクローズドβ版の利用環境に関する制限を撤廃しました。申し込みはマイポータルWebで受け付け、正式版は2027年春にリリース予定です。
暮らしと仕事への影響
一般の個人や事業者が誰でも申し込めるサービスではなく、対象は「弥生PAP」会員の会計事務所です。導入を考える際は、処理の速さだけでなく、自動生成された仕訳の確認や、重複書類を見分ける作業まで含めて、負担がどう変わるかを確かめたいところです。
クラウド業務システム「ZEXT」で回収した証憑の取り込みにも対応します。顧問先や対象月への自動的な紐付けもできますが、連携には別途「ZEXT」の契約が必要です。β版の無料利用と、連携先の契約は分けて確認する必要があります。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
例えば、関西の商店や小規模事業者を顧問先に持つ会計事務所なら、毎月集まる領収書の分類や記帳を試す場面が考えられます。同じ書類を二重に受け取った場合の確認方法も、試用時の確認項目にできそうです。
まずは書類の受け取りから記帳後の確認まで、どこを人が担当するか整理すると、導入の判断がしやすくなります。「弥生PAP」会員限定のオンライン個別相談もあり、導入や活用方法を相談できます。