Google CloudのAI向け計算基盤「A5X」が、2026年11月に一般提供を始める予定です。NVIDIAが2026年10月21日に発表しました。NVIDIA Vera Rubin NVL72を採用し、AIの学習から、学習済みAIが答えを出す「推論」までを支える基盤になります。
大規模AI向けに計算基盤を拡張へ
A5Xは、クラウド上で利用する計算環境です。NVIDIAによると、学習・推論に加え、試行と評価を重ねてAIを鍛える大規模な「強化学習」に向けた統合基盤となります。Google Cloudの第4世代の先進液冷技術も採用します。
Google Cloudは、複数拠点で最大960,000基のRubin GPUへ拡張する計画です。GPUはAIの大量の計算を担う半導体です。この規模は今後の拡張計画であり、すでに全て稼働しているという発表ではありません。A5Xの提供地域を欧州へ広げることも計画しています。
日本での提供は発表には書かれていません。日本での開始時期、日本語対応、日本向け料金についても記載はありません。
暮らしと仕事への影響
今回の発表は、個人向けAIアプリの新機能ではなく、AIを開発・運用する側の計算環境に関するものです。最初の利用顧客であるロンドンのIneffable Intelligenceは、A5Xを大規模な強化学習に使っています。
WPPは、制作業務を支援するAIエージェントの構成例を実演しました。AIエージェントは、作業を進めるAIの仕組みです。NVIDIAによると、WPPの初期試験では、通常は複数の計算機を必要とする処理がA5X 1台で動きました。ただし、この結果だけで、ほかの業務も同じように集約できるとは判断できません。導入を考える企業は、自社の処理でも効果が出るかを確かめる必要があります。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
関西の商店や制作会社が活用を考えるなら、販促物づくりのどの工程をAIに任せたいか、先に整理するのが一例です。制作業務向けの実演は参考になりますが、そのまま自店で使えるサービスが登場したという意味ではありません。
基盤の大きさだけで選ばず、必要な作業、利用条件、費用を確認してから比較することが大切です。まずは、自分の仕事に何が必要かからやで。