京都府宇治市は2026年10月22日、PHP(プログラミング言語)の脆弱性の影響で、予防の措置として市の公式LINEの全機能を止めていると知らせました。再開のめどは立っていません。止まっているあいだに使えない機能と、代わりの手段をまとめます。
何が起きた? PHPの脆弱性への予防で全機能を停止
宇治市の10月22日のお知らせによると、PHPに関わる脆弱性の影響で、予防の措置の観点から市の公式LINEの全機能を止めています。
宇治市の「市公式LINEの機能停止について」(10月22日)出典: 宇治市(引用)
- 止めているもの: 市の公式LINEの全機能
- 理由: PHPに関わる脆弱性の影響による、予防の措置
- 再開: めどは立っていない。必要な対応が終わりしだい再開し、そのときに知らせる
お知らせには、不正アクセスや情報の漏えいについては書かれていません。
PHPは、ウェブサイトの裏側で広く使われているプログラミング言語です。開発チームは10月21日、深刻度の高い脆弱性2件を直した修正版を公開し、すぐに更新するよう呼びかけています。くわしくはPHPに緊急の脆弱性、修正版を公開 BASEやゲームが止まった理由にまとめています。
使えなくなっている機能
宇治市のページによると、市の公式LINEでは次のことができます。止まっているあいだは、これらがLINEから使えません。
- 防災や防犯の情報、子育てやイベント、ごみ収集などの情報の配信(受け取りたい情報を選べる)
- 京都府の防災・防犯情報メールの内容の受け取り
- ごみの分別の検索、ごみ収集日の通知
- 道路や公園の傷み、鳥獣の死骸、空き家を知らせる「街のれんらく」
- 講座やイベントなどの予約
市が2026年2月に行った満足度のアンケートでは、友だちの登録者は20,769人でした。役に立った配信の内容でいちばん多かったのは、防災・防犯の情報(900人、複数回答)です。
暮らしと仕事への影響
宇治市は、災害のときなどには公式LINEで緊急の情報を出すとしています。止まっているあいだは、LINEだけに頼らず、ほかの方法でも防災の情報を受け取れるようにしておくと安心です。
講座やイベントをLINEで予約しようとしていた人は、再開を待つか、それぞれの講座の担当の窓口に問い合わせることになります。
今日からできること
- 防災の情報はほかの方法でも受け取る: 市の公式LINEで受け取れる防災・防犯の情報は、京都府が配信する「防災・防犯情報メール」の内容です。市のホームページも確かめます。
- 急ぐ道路や公園の傷みは電話で: 宇治市は、緊急性が高いときは担当の課に電話するよう案内しています。道路は維持課、公園の遊具は公園緑地課です。
- 再開は市のホームページで確かめる: 市は、再開のときに知らせるとしています。
- 市を名乗るメッセージのリンクに注意する: 「再開しました」「登録し直してください」という連絡が届いても、リンクからではなく、市のホームページで確かめます。
大阪・関西では
PHPの脆弱性への対応では、関西でも、京都市のレンタルサーバーの会社のカゴヤや、大阪のオプテージが提供するmineoのサイトなどで対応が続いています。くわしくは京都のカゴヤ、PHPの脆弱性に対応へ レンタルサーバーの利用者が確かめることとmineoの公式サイトが一時停止 マイページとアプリは使えるにまとめています。
たとえば、宇治市に住む親のスマホで、防災の情報を市の公式LINEだけで受け取るように設定している家庭なら、再開までのあいだ、防災・防犯情報メールにも登録しておくと、もしものときに情報を受け取れます。
LINEが止まっとる間も、防災の情報はほかで受け取れるようにしとこな。