格安スマホのmineoを提供するオプテージ(本社・大阪市)は2026年10月22日、大雨で氾濫特別警報と緊急安全確保が出た秋田県由利本荘市のmineoの利用者に向けて、パケットを合計10GBまで引き出せる「災害支援タンク」を開放しました。プランに応じたパケットの付与や無料のチケットもあります。対象の条件と使い方をまとめます。
何が始まった? 由利本荘市で災害支援タンクを開放
オプテージのお知らせによると、気象庁が出した氾濫特別警報と、緊急安全確保の対象の地域のmineoの利用者に、「災害支援タンク」を開放しました。
mineoの「災害支援タンクの開放について」(10月22日)出典: 株式会社オプテージ(引用)
利用者どうしでパケットを分け合うmineoのコミュニティ「マイネ王」の運営事務局の案内では、対象の地域は秋田県由利本荘市です。支援の中身は次の3つです。
- 災害支援タンク: パケットを1回2GBまで、合計10GBまで引き出せる。残りの容量が1,000MB以下のときに使える
- マイピタの利用者: パケットを一律2GB付ける(申し込みは要らない)
- マイそくの利用者: 24時間データ使い放題の無料チケットを1枚付ける(申し込みは要らない。有効期限は付けた日から2週間)
付け終わるまで時間がかかることがあるとしています。対象の地域の人は、ほかに、高速の通信を24時間使える「プレミアム1DAYパス」を利用者どうしで譲り合う「災害支援シェアスペース」も使えます。
だれが使える? 住所のほか、現地にいる人も
マイネ王の案内によると、災害支援タンクを使えるのは、次のどちらかに当たる人です。
- mineoの契約の住所が、災害救助法の適用や特別警報、緊急安全確保の対象の市町村にある人
- 旅行や出張、家族や親戚の安否の確認、支援やボランティアなどで、対象の地域にいる人(位置情報(GPS)を使う)
どちらも、mineoの回線とeoIDを連携したマイネ王のメンバーである必要があります。使える期間は、災害救助法の適用や特別警報、緊急安全確保が出た日から2週間で、災害の規模によっては延ばす場合があるとしています。GPSを偽って使うことは禁じています。
暮らしと仕事への影響
災害のときは、家族との連絡や、避難の情報、天気の情報を調べるのに、スマホのデータ通信を多く使います。月の途中で通信量の上限に近づいていても、災害支援タンクやパケットの付与で、しばらくは通信を続けられます。
引き出しは、マイネ王のフリータンクの引き出しのページから行います。対象に当たる人がページを開くと、災害支援タンクの表示に切り替わるとしています。
今日からできること
- 対象の地域の家族に知らせる: 由利本荘市に住む家族や知人がmineoを使っているなら、災害支援タンクやパケットの付与があることを伝えます。
- マイネ王とeoIDの連携を確かめる: 災害支援タンクを使うには、mineoの回線とeoIDを連携したマイネ王のメンバーである必要があります。
- 現地に向かう人は位置情報を使う: ボランティアなどで対象の地域に行く人は、フリータンクの引き出しのページの「位置情報から災害支援タンクを使う」から使えます。
- まず身の安全を: 緊急安全確保は、命を守るための行動をすぐにとるよう求めるものです。通信の手当てより先に、安全な場所を確保します。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
オプテージは大阪市中央区に本社がある会社です。今回の対象は秋田県由利本荘市で、関西は対象に入っていません。
たとえば、関西に住んでいて、由利本荘市に親や親戚がいる人なら、相手がmineoを使っているかを電話で確かめ、使っていれば災害支援タンクのことを伝えられます。関西から片付けの手伝いやボランティアで現地に向かう人も、mineoを使っていれば、位置情報で災害支援タンクを使えます。
ふだんからマイネ王とeoIDを連携しておくと、いざというときにすぐ使えるで。