夜、大学生の子が、好きなゲームのDiscordで、初めて来た人の質問に答えている。その答えが、12月の半ばからは、検索で誰でも読めるようになるかもしれません。
チャットのサービスのDiscordは10月27日、誰でも入れる大きなサーバーの会話を、ウェブの検索で見つけやすくすると発表しました。対象は、メンバーが1,000人以上いて、できてから8週間以上たち、招待のリンクなしで誰でも参加できる「発見対象のサーバー」です。ゲームの攻略や語学の勉強など、Discordによると6万3,000以上あります。
Discordの公式ブログの発表(10月27日)の概要出典: Discord(引用)
名前は出ないが、書いた言葉はそのまま載る
変化は2段階です。11月16日から、すべての発見対象のサーバーに、ウェブ上の紹介のページができます。このページには、公開チャンネルのやり取りから自動で作った概要が載ることがあります。
12月中旬からは、公開チャンネルで質問に答えたメッセージが、そのままの言葉で、紹介のページとウェブの検索に出るようになります。Discordは、ユーザー名とアバターを表示しないとしています。12月中旬より前に送ったメッセージは含まれず、検索に出る可能性があるチャンネルにはラベルが付きます。非公開のサーバー、DM、グループDMは、今回の変更の対象外です。
名前が出ないとはいえ、文章は書いたとおりに残ります。答えの中に、通っている学校やバイト先、よく使う駅を書き込めば、それも誰でも読める文になります。一つひとつは小さな情報でも、いくつか重なると、書いた人の見当がつくこともあります。
日本は、自分でオフにしない限り載る
自分のメッセージを載せるかどうかは、利用者が選べます。ただ、初めの設定は国や地域で違います。EUの国々、英国、カナダ、ブラジル、オーストラリア、韓国は、現地の規制に合わせて、初めからオフです。日本はこの中に入っておらず、自分でオフにしない限り、載る対象になります。
同じ発表のよくある質問。日本は初めからオンで、未成年は対象外出典: Discord(引用)
オフにするのは、「ユーザー設定 > データとプライバシー」です。一度切り替えると、入っているすべての発見対象のサーバーに効きます。オンのあいだに送ったメッセージは、自分でDiscordから消さない限り、ウェブに残ります。一方で、紹介のページの概要は、この設定とは別です。サーバーの管理者が止めない限り表示されます。設定の手順は、Discordの公開サーバーの会話が検索に 日本は初期設定でオン、オフにする方法(TECHNOVA)にもまとめています。
未成年は対象外、ただし判断はDiscord
Discordは、未成年の年齢層に当たる利用者を完全に対象外にするとしています。大人になるまで、メッセージを載せる設定を有効にできません。
どの利用者を未成年として扱うかの細かい基準は、今回の発表には書かれていません。子どもがDiscordを使っている家庭では、アカウントの年齢の登録が実際と合っているかを、一度一緒に見ておくと安心です。
12月中旬までに、家族でできること
12月中旬までに見ておきたいのは、次の3つです。
- 大人の家族が発見対象のサーバーに入っているなら、「データとプライバシー」で、メッセージを載せるかどうかを決めておく
- 子どもが使っているなら、登録した年齢と、入っている大きなサーバーを一緒に確かめる
- ラベルの付いたチャンネルでは、学校名や住んでいる場所、最寄りの駅など、身元につながることを書かない
ゲームのサークルや地域の集まりで、自分が大きな公開サーバーを運営している人もいるでしょう。管理者は「サーバー設定 > ウェブ上のプレゼンス」で、チャンネルごとに載せるかを選んだり、すべて対象外にしたりできます。設定を変えなければ、公開チャンネルは公開されたままです。紹介のページは11月16日に公開されます。
大阪でも京都でも、夜にゲームの仲間と話すのは同じや。検索に出てもええ言葉かどうか、ひと呼吸おいてから書こな。