電話で決めた待ち合わせの時間や、家族と相談した手続きの段取り。あとになって「何時って言ってたっけ」となる話を、LINEの通話でも残せるようになります。
LINEヤフーが10月27日に始めた「通話レコーディング」は、1対1の音声通話の録音と文字起こし、ビデオ通話の録画ができる機能です。まずは新しい機能を試せる「LINEラボ」で順次使えるようになり、その間は無料です。
録り始めると、相手にも知らされる
相手に黙って録る機能ではありません。通話中に[レコーディング開始]を押すと、記録を始めるという音声の案内が、自分と相手の両方に流れます。記録している間は、両方の画面に「レコーディング中」と出ます。止めるときは[一時停止]です。
通話の途中でこの案内が聞こえたら、相手が記録を始めたということ。録られたくない話なら、その場で伝えられます。
LINEヤフーが示した通話レコーディングの使い方出典: LINEヤフー株式会社(報道用の素材)
使える通話と、できること
対象は1対1の通話だけで、グループ通話や、パソコンのLINEでは使えません。主な条件は次のとおりです。
| 項目 |
内容 |
| 対象の通話 |
1対1の音声通話とビデオ通話 |
| 使えるLINE |
スマホのLINE(バージョン26.16.0)。WindowsとMacのLINEは対象外 |
| 国や地域 |
日本、台湾、タイ。通話する2人のアカウントが同じ国や地域に登録されていること |
| 長さ |
録音は1回1時間まで。録画は画質によって20分か50分まで |
| 文字起こし |
日本語の音声通話だけ。ビデオ通話は対象外 |
とはいえ、文字起こしは正しく文字にならない場合があると、ヘルプに書かれています。日にちや金額など大事なところは、録音で聞き直すほうが安心です。大阪の実家の親と法事や引っ越しの段取りを電話で決めたときなら、文字で読み返すと、聞き違いに気づきやすくなります。
始めるまでの手順
- ホームの右上の歯車(設定)から[LINEラボ]を開き、[通話レコーディング]をオンにします
- 文字起こしも使うなら、通話を始める前に[設定]の[通話]から[通話レコーディング]を開き、[通話文字起こし]をオンに。初めてのときは、音声認識のモデルのダウンロードが要ります
- 1対1の通話中に[レコーディング開始]を押します
- 聞き返すときは、相手とのトークルームの上にある[通話レコーディング]から選びます
記録が消えてしまう場合
通話が終わると、録音や録画のファイルはKeepメモに自動で送られます。ただし、[Wi-Fi接続時のみKeepメモにファイルを転送]などの設定をオンにしていると、モバイルデータ通信のときは送られません。文字起こしは自動では送られないので、残したいときは画面から手で転送します。
気をつけたいのは、Keepメモに送っていない記録です。LINEのアプリの中にだけ保存されていて、機種変更やアプリの入れ直しで消えます。スマホを買い替える前に、一覧から自分の端末に保存しておく必要があります。
Keepメモに送った記録も、安心はできません。プレミアムバックアップを使っていなければ、保存期間が過ぎると消えることがあります。LINEラボで機能をオフにした場合は、記録の一覧が開けなくなり、オンに戻すとまた開けます。
冬からは有料の特典に
無料で試せるのは、LINEラボの期間中だけです。そのあとは今冬以降に、月額制の「LYPプレミアム」のスタンダードプランと「LYPプレミアムwith Netflix」の特典になる予定です。LYPプレミアムの登録ページは、会費を月額508円(税込)と案内しています。
録るときは、先に「録っとくで」とひと声かけといたら、角が立たへんな。