週末に新しいゲームを買うとき、店のレジに並ぶ人は、もう少数派かもしれません。大阪のカプコンが4〜9月に売ったゲームは3,686万本で、そのうちパッケージは281万本でした。
10月27日に発表した4〜9月期の決算は、売上高が1,208億円で前の年より49.0%増え、営業利益は607億円で54.5%増えました。会社は、販売本数の合計とリピート販売の本数が、上半期として過去最高だったとしています。
上期だけで、通期の利益の計画の73%
上期の売上と営業利益の5年の推移。通期の計画から上期を引くと、下期の利益は上期の4割に満たない作成: 編集部 / 出典: 西のITメディア編集部
伸びを支えたのは新作と旧作の両方です。4月に出た新しいシリーズ『プラグマタ』は270万本、9月に出た『鬼武者Way of the Sword』は170万本売れました。2月に出た『バイオハザード レクイエム』は、累計で800万本を超えています。
通期の計画は、売上高2,100億円、営業利益830億円のまま据え置きました。計画から上期を引くと、下期の営業利益は223億円で、上期の約37%にとどまります。
下期に発売を予定しているのは、『ドラゴンズドグマ2』の追加版や『バイオハザード』の旧作、『モンスターハンターワイルズ』のNintendo Switch 2向けの移植が中心です。上期ほどの新作は並んでいません。
売れたのは旧作、買われたのはPC
販売本数の内訳を2022年と2026年の上期で比べた。PCのダウンロードが半分を超え、国内は1割に作成: 編集部 / 出典: 西のITメディア編集部
3,686万本の内訳を見ると、売れ方の変化がはっきりします。
- 新作は468万本で、87.3%は発売から時間のたった旧作のリピート販売です。
- PCのダウンロードが2,103万本で57.1%を占め、家庭用ゲーム機のダウンロードの35.3%を上回りました。
- 海外で売れた本数は3,295万本で89.4%です。国内は390万本で、4年前の24.6%から10.6%まで下がりました。
事業ごとに見ると、ゲームソフトのデジタルコンテンツ事業の営業利益は523億円です。事業ごとの利益を足した662億円のうち、約8割を稼いでいます。
関西で働きたい人への影響
カプコンの本社は大阪市中央区にあります。有価証券報告書によると、連結の従業員は3,976人、平均年間給与は985万円です。関西のほかの電機・IT企業との比べは、関西に本店がある電機・ITの23社を図解でご覧いただけます。
10月22日には、会員サービス「CAPCOM ID」からの漏えいも公表しました。経緯はカプコンのCAPCOM IDから1177万件漏えいにあります。
就職先として見るなら、日本の店ではなく、世界中のPCの画面の向こうで稼ぐ会社だということは押さえておきたいところです。
ゲーム屋の棚で探すより、PCでダウンロードする人のほうがずっと多いんやな。