オランダで、AIが生成した電話音声と偽の銀行アプリを使う詐欺が捜査されています。ロッテルダムの裁判所は2026年10月20日、同月6日に逮捕された容疑者2人の勾留を90日間延長しました。
電話から偽アプリへ誘導する手口
警察が犯罪集団のサーバーを監視した3週間で、約170人に計38万ユーロの被害が出ました。被害者はオランダ全土におり、20代・30代も数十人含まれていました。
警察によると、電話では口座に不審な動きがあると警告し、心当たりがなければ「1」を押すよう求めていました。押すと銀行員を装う人物につながり、カードの利用停止を急ぐよう圧力をかけられる仕組みです。捜査担当者は、声や銀行、企業、状況を変えたAI音声が数十種類作られていたとしています。
その後、被害者はアプリを入れ、銀行カードをスマートフォンに当てるよう指示されました。アプリは近距離の無線通信に使うNFCチップのデータを、共犯者側のアプリへ転送。捜査担当者によると、共犯者はATMなどで待機し、被害者に気付かれず数千ユーロを引き出していました。









