2026年10月24日付の資料によると、スペインで最大野党PPが公開したAI偽動画が批判を招いています。2026年11月29日の総選挙を前に、サンチェス首相の妻らを模した人物に、不正を認めるかのような発言をさせた内容です。
公式SNSで拡散、AI表示は見えにくく
動画に登場するのは、首相の社会労働党(PSOE)の関係者を模した人物です。首相の妻ベゴーニャ・ゴメスを模した映像では、夫の地位のおかげで大学の職を得たと語らせています。ゴメスらは、動画が示唆する問題について不正を否定しています。
51秒の動画は、PPのX、Instagram、TikTokの公式アカウントに同時投稿されました。公開から11時間で、合計約200万回視聴されています。AI生成の表示は動画下部にありましたが、文字は極めて小さく、ほぼ透明でした。
元PSOE党員レイレ・ディエスは、自身を模した動画についてPPを刑事告訴しました。動画の主張は全くの虚偽だとして、制作者や投稿者らを特定する捜査を求めています。
暮らしと仕事への影響
今回の注意点は、投稿元が政党の公式アカウントでも、映像中の発言が本人のものとは限らないことです。AI表示の有無だけでなく、その表示が十分に読めるかも、受け手の判断に関わります。
PP側は、実在の発言と信じ込ませる悪意はないと反論しています。El Paísが取材した法律家9人の過半数も、AI表示や風刺性を理由に違法ではないと判断しました。ただし、これは裁判所の判断ではありません。資料では、合法性と倫理・政治上の適切さは別問題だという専門家の指摘も紹介されています。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
通勤中に見た政治動画を家族に送るときや、店のSNSで話題を紹介するときにも、まず共有を止めて確認する姿勢が役立ちます。投稿元だけでなく、映像内のAI表示、本人の説明、元の発言が確認できる資料を見比べる方法が考えられます。
今回の資料はスペインの事例で、日本での提供についての記載はありません。関西での情報の受け取り方としても、映像の印象と、確認できた事実を分けて考えたいところです。公式の投稿でも、ひと呼吸おきたいな。