Electronic Frontier Foundation(EFF)は2026年10月23日、AIによってソフトウェアの弱点を見つけやすくなり、コンピューターへの不正侵入が増えると警告しました。個人には、ブラウザーやアプリを最新に保つことや、パスワードの使い分けを勧めています。
AIで弱点の発見が容易に
脆弱性とは、不正侵入などにつながるソフトウェアの弱点です。EFFによると、最先端のAIで未知の脆弱性を見つける費用と手間が大幅に減りました。その開発元として、OpenAIやAnthropicを挙げています。
EFFは、10月の直近2週間に、インターネット全体を脅かし得る脆弱性が複数報告され、修正されたと説明しています。多くは、ソースコードが公開されているオープンソースソフトにあり、ネットの基盤を支えるものでした。当面は状況の改善を見込めないとしています。
暮らしと仕事への影響
警告は、情報が盗まれる危険だけではありません。EFFは、サイトへの攻撃が増え、一部のサービスが中断する可能性も挙げています。普段使うサービスが止まる場合まで考え、備えを見直すことが大切です。
個人向けには、ブラウザーと全アプリへの最新の修正適用、偽の案内などで情報を盗むフィッシングへの警戒を呼び掛けています。パスワード管理ツールの導入と、サイトごとに異なるパスワードの利用も勧めました。Privacy Badgerなど、追跡を防ぐツールの導入検討も挙げています。
対策集「Surveillance Self-Defense」も案内しています。日本での提供や日本語対応は、発表には書かれていません。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
家族で備えを確認するなら、それぞれのスマホやパソコンで更新が残っていないかを見るところから始められます。買い物に使うサイトなどで、同じパスワードを使い回していないか確認する機会にもなります。
店のサイトを外部に任せている場合は、管理会社への確認事項として修正状況を加えてみてください。EFFもサイト運営者に、自身や、サイトを動かすサーバーを提供するホスティング事業者による修正の確認を求めています。自分の端末の更新と、店のサイトの保守を分けて確認するのがよさそうです。