京都大学は2026年10月21日、国際無線通信規格「Wi-SUN HAN」と「Wi-SUN FAN」を、無線機1台で同時に動作させる技術を発表しました。スマートメーターの宅内向けと屋外向けの通信をまとめ、通信部の低コスト化・小型化につなげる研究です。
宅内と屋外の通信を、短い時間で切り替え
Wi-SUN HANは、スマートメーターと宅内のHEMSとの通信に使われます。一方のWi-SUN FANは、スマートメーターと電力会社を結ぶ屋外側の通信に適用できます。
研究では、2026年5月に発表した共通ファームウェアという機器の制御ソフトに、無線機の利用を調整する仕組みと、高速に通信方式を切り替える機能を追加しました。両規格の接続を保ったまま、1台の無線機を時間で分けて使います。切り替えにかかる時間は往復約1ミリ秒です。
メーター向けの実証では、検針データの送信と、HEMSから求められた電力値への応答を両立しました。HEMS向けの実証では、電力値の読み出しと独自のIoT無線ネットワークへの接続を両立しています。IoTは、機器同士を通信でつなぐ仕組みです。








