サムスン電子ジャパンとサムスン日本研究所は東京大学と共同研究契約を結び、2026年10月21日に「柏スタディ」のデジタル調査への協力を発表しました。同意した参加者の一部に腕時計型端末とスマートフォンを貸し出し、睡眠や歩数などを数か月間、継続して調べます。
サムスン電子ジャパンが発表に添えた画像出典: サムスン電子ジャパン(PR TIMES)(報道用の素材)
市販のGalaxy製品を研究に活用
柏スタディは、東京大学 高齢社会総合研究機構が2012年8月から続けている大規模フレイル予防研究です。千葉県柏市に住む、自立または要支援の高齢者約1,000名を対象にしています。本人の同意を得て、健康状態や身体機能、活動量、社会参加、心理・認知機能を継続的に調べています。
今回提供するのは、一般に市販されているSamsung Galaxy WatchシリーズとSamsung Galaxy Sシリーズです。デジタル調査では、体組成、抗酸化指数、酸素飽和度、歩行速度推定、血圧値推定を測定項目とします。日常生活では、睡眠や歩数などSamsung Healthで取得可能な全データを対象にします。
調査中はGalaxy Harajukuのクルーも派遣し、実施を支援します。
暮らしと仕事への影響
今回のポイントは、研究者がデータを集めるだけでなく、参加者本人も記録を確認できることです。サムスンによると、体組成などをSamsung Healthアプリで見える形にし、継続して確かめられます。健康について話す際に、日々の記録を振り返る使い方が考えられます。
ただし、研究の測定項目と、購入した端末で普段使える機能は分けて見る必要があります。血圧値推定は2026年10月現在、日本国内では一般機能として利用できません。体組成測定はSamsung Galaxy Watch4シリーズ以降に対応するとしています。今回の発表は、研究成果や予防効果を示したものではありません。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
関西で離れて暮らす親の健康を気にかけているなら、端末選びの際に「何を記録できるか」「本人が確認しやすいか」を一緒に確かめる視点が参考になります。歩数や睡眠の記録を、日々の過ごし方を話すきっかけにする例です。
また、今回の貸し出しは柏スタディに同意した参加者の一部が対象です。関西の一般利用者向けに端末を配る取り組みではない点にも注意が必要です。