チェックアウトの朝、シーツをはがし、食器を洗い、ごみ袋をまとめて外へ。旅先の民泊で、帰る前のこうした作業を頼まれることがあります。
Airbnbは10月21日、ホスト向けの公式のお知らせで、ハウスルールの新しいポリシーを発表しました。2026年11月20日以降に確定した予約に適用します。泊まる日ではなく、予約が確定した日で決まります。
Airbnbのヘルプセンターの「合理的なハウスルールおよびリクエスト」出典: Airbnb(引用)
頼めなくなる作業、頼めるお願い
ホストは、ハウスルールやお願いを決められます。ただし、合理的なものに限られます。ポリシーが例に挙げる、原則として求められない作業は次の3つです。
- ベッドのシーツをはがす
- ごみを宿泊施設の外に持ち出す
- 食器を洗って片付ける
どれも、手間や時間のかかる作業か、ふだんは清掃の担当者がする作業です。一方で、使った食器をシンクに入れておくよう頼むことはできると、Airbnbは説明しています。ハウスルールには「1泊できる人数の上限」と「チェックアウトのときの施錠」の2つが新しく加わり、ほかのチェックアウトの手順は「リクエスト」の欄に書きます。
ルールが合理的かどうかは、施設や滞在の種類、地域の事情も踏まえて判断するとしています。
予約のあとに足すのも認めない
ルールとお願いは、予約の前に、掲載ページの決まった欄に書いておく必要があります。泊まる人が、予約する前に自分に合う宿かどうかを判断できるようにするためです。予約のあとにメッセージや室内の張り紙、対面で新しいルールを伝えることは認めません。掲載ページのほかの説明と食い違うルールも同じです。
お金の面でも決まりがあります。掲載している設備を使わせない、掲載の中身に別の料金を取る、宿泊客に罰金を科す。いずれも原則として認めません。朝食のような任意のサービスなら、別の料金を案内できます。マンションの管理組合や自治体が罰金を科すおそれのある決まりは、掲載ページで知らせられます。
泊まる人の側も、ハウスルールを守る必要があります。重い違反や、違反をくり返した人には、Airbnbが措置をとることがあります。ホストがポリシーに合わないルールを置いていれば、Airbnbは掲載ページの更新を求めたり、警告したりします。
民泊のホストがやること
大阪市や京都市などで民泊を営む人は、11月20日までに掲載ページを見直しておくと安心です。
- ハウスルールとリクエストを読み直し、シーツや食器、ごみの持ち出しを求める文を外します
- 室内の張り紙やチェックイン後のメッセージで伝えていたルールは、掲載ページの決まった欄に移します
- 管理組合や自治体の決まりで罰金のおそれがあるものは、掲載ページで知らせます
日本の法律との関係も押さえておきたいところです。ポリシーは、法律で決められている場合などを除き、身分証などの個人情報を求めることを認めていません。住宅宿泊事業法の民泊では、事業者は本人確認をしたうえで宿泊者名簿を作ることになっていて、日本に住所のない外国人は国籍と旅券の番号も記載します。ごみの処理で気をつけることを宿泊者に説明するのも、事業者の務めです。
帰りの新幹線の前に、皿洗いで慌てんでもようなるな。