Electronic Frontier Foundation(EFF)は2026年10月14日、米TSAの顔認証データ保護に関する監査結果を紹介しました。米国土安全保障省監察総監室(DHS OIG)は、業者による乗客情報の取得をTSAが把握しておらず、削除も確認できなかったとして、プライバシー保護に重大な弱点があると指摘しています。
不具合対応や機能改善時の管理に穴
TSAは航空旅客の本人確認で、身分証の画像とその場で撮影した顔写真を照合しています。監査によると、CAT-2というシステムの業者は、不具合への対応や機能改善の際、TSAの知らない間に乗客情報を取得していました。運転免許証やパスポートの画像も含まれていました。
TSAには明確な方針がなく、取得の時期も追跡していませんでした。情報が適切に削除されたか確認できず、生体情報や身元情報が保存された可能性も乗客に通知していませんでした。
一方、監査は通常運用では乗客情報がおおむね保護されていたと評価しています。問題は、業者への監督が弱く、機微な個人情報が保持されたり、外部にさらされたりするリスクがあった点です。監査の詳細は機密扱いで、公表されたのは要約です。








