台湾のデジタル発展部は2026年10月21日、AI学習用データの利用と著作権保護を巡る官民会議を開いたと発表しました。創作者の作品をどのような条件でAIに使い、対価につなげるかが議題です。制度が決まったわけではなく、集まった意見を政策や草案の見直しに生かします。
利用許諾と対価の仕組みを検討
会議は2026年10月16日、デジタル発展部、文化部、経済部智慧財産局が初めて共同開催しました。台湾のコンテンツ産業の代表や業界団体、AI活用事業者、専門家らが参加しました。
デジタル発展部によると、創作者は作品がどう使われるかと、適正な対価に関心を寄せています。同部はAI事業者による利用対価の支払いの仕組みづくりを進めています。智慧財産局は著作権指針《生成式人工智慧著作權指引》、デジタル発展部はデータの開放・共有・再利用などを目指す《促進資料創新利用發展條例》の草案を策定しています。
また、同部は2025年末、繁体字中国語の高品質なデータを集めた台湾主権AI学習用コーパスを公開しました。コーパスは、AIの学習などに使う言語データの集まりです。民間からも自発的な許諾に基づいて募集し、無償提供は強制しないとしています。日本での提供は発表には書かれていません。







