オフィスビルのエアコンを、新しくケーブルを引かずにネットワークにつなぐ。そんな場面で使われてきた通信技術が、国際標準になりました。
大阪府門真市に本社を置くパナソニック ホールディングスは10月26日、開発を主導してきた通信技術「Nessum」が、国際標準規格「IEEE 1901-2026」として承認されたと発表しました。承認したのは、米国電気電子学会(IEEE)の標準化の組織、IEEE SAの理事会です。
今ある電線で通信する技術
Nessumの特徴は、建物にすでにある配線を、そのまま通信に使えることです。電力線や制御線、同軸ケーブル、ツイストペアケーブルのほか、無線や水中・海中でも使えるとしています。
この技術は、以前「HD-PLC」と呼ばれていました。普及を進める団体のNessumアライアンスは、2023年10月に旧HD-PLCアライアンスをもとに発足しています。

今回のIEEE 1901-2026は、これまでの3つの規格を1つにまとめた包括的な規格です。通信の高速化と長距離化を定めた2020年版、機器の認証を強めた2021年の1901b、無線や海中に広げた2024年の1901cが土台になっています。








