大阪電気通信大学は2026年10月15日、りそな銀行と「AI特殊詐欺体験システム」の体験会を共同開催すると発表しました。2026年10月19日に守口支店で開く予定で、学生がAI(人工知能)を活用して開発したシステムを使い、映像や会話を通じて詐欺の手口を疑似体験できます。
映像と黒電話で詐欺を疑似体験
大学によると、体験できるのは警察をかたる詐欺、投資詐欺、ロマンス詐欺です。当日は「AI映像対話型 特殊詐欺体験システム」と「黒電話型 特殊詐欺音声対話体験システム」を展示する予定です。
大学は、テレビ電話で警察をかたる詐欺の増加を受け、会話式のシステムを開発したとしています。手口の説明を読むだけでなく、相手とのやり取りを疑似体験する形が特徴です。
開催時間は9:00〜15:00。会場のりそな銀行守口支店は、大阪府守口市京阪本通1-3-2にあり、OsakaMetro谷町線「太子橋今市駅」1号出口前です。参加費や予約の要否は、発表には書かれていません。
大阪・関西では学生が地域の啓発を支援
今回は、2026年10月11日〜20日の「全国地域安全運動」に合わせた啓発活動です。大阪府治安対策課と守口警察署も参加し、学生が店頭で地域住民への啓発と体験のサポートを行う予定です。
大阪電気通信大学は2025年に四條畷警察署と、安心・安全なまちづくりの連携協定を締結しました。開発したシステムは商業施設や小学校などでも体験会に使われ、学生が啓発活動に参加してきました。大学によると、こうした活動にりそな銀行が関心を寄せ、課題意識を共有したことが今回の共同開催につながりました。
暮らしと仕事への影響
今回の体験会は、AIを便利な道具として学ぶだけでなく、詐欺への備えを考えるために使う機会です。映像を伴うやり取りと電話の会話を体験できるため、家族や職場で不審な連絡について話す際の、具体的な話題にもなりそうです。
ただし、体験しただけであらゆる詐欺を見抜けるようになるとは限りません。疑似体験を、どんな場面で戸惑うのかを考える入口として捉えるとよさそうです。知識だけで終わらせず、身近な人と話すきっかけにしたいですね。