枚方市は、市内で特殊詐欺につながる「アポ電」が多発しているとして注意を呼び掛けています。アポ電は、犯行前に電話で個人情報などを聞き出す手口です。携帯電話にかかった事例もあり、市は年齢に関係なく注意が必要としています。
郵便局員や警察を名乗り、情報や行動を求める
市が紹介した事例には、郵便局員をかたり、送った荷物に金塊があったとして住所と名前を求める電話がありました。兵庫県警をかたり、事件に巻き込まれているとして、身分証を持って出頭するよう求める電話もありました。
固定電話では、郵便局員を名乗る男が、郵便物に他人名義のキャッシュカードが入っているとして、警察への被害届を求めた事例があります。
市は、こうした電話を、個人情報を聞き出すなどして現金をだまし取る特殊詐欺の手口と説明しています。相手が名乗る組織だけで信用せず、電話の内容を確認することが大切です。
暮らしと仕事への影響
今回の注意喚起は、固定電話を使う家庭だけの話ではありません。携帯電話への着信もあるため、仕事や外出の途中で受けた電話でも、個人情報を答える前に立ち止まる必要があります。
市が勧める対応は、不審な電話を一度切り、自分で調べた番号に折り返して確認することです。その場で話を進めず、確認を別の行動に分けるのがポイントです。
家族の間でも、気になる電話があったら一人で判断せず共有する、と決めておくとよさそうです。市も、一人で悩まず家族や警察に相談するよう呼び掛けています。
大阪・関西では:枚方市の発生地域と対策
市が挙げた発生地域は、長尾元町7丁目付近、招提大谷2丁目付近、村野南町です。長尾元町と招提大谷の事例は携帯電話、村野南町の事例は固定電話への着信でした。
市によると、アポ電は同じ地域で連続して発生する傾向があります。市の対策には、青パトからの啓発放送もあります。重点巡回の対象は、枚方・交野両警察署から提供された情報を基にした不審電話の発生地域です。また、固定電話に取り付ける特殊詐欺対策機器を無償で貸し出しています。