京都産業大学が、2028年度入学試験から英語外部試験の扱いを変更すると予告しました。英検は「級」から「CSEスコア」の基準に、TOEICは合算方式から合計点と各技能の下限を満たす方式に変わり、国連英検は利用を廃止します。2026年10月13日に公式ページで公表したものです。
ここでは、何が変わるのか、対象の入試、受験生・保護者が今から確認したい点を、京都産業大学の発表から整理します。
何が変わるのか
変更は、次の3点です。適用は2028年度入学試験(2027年度実施)からです。
英語外部試験の変更点の要点(編集部作成)作成: 編集部 / もとの資料: 西のITメディア編集部
1つ目は、実用英語技能検定(英検)です。これまでの「準2級」「2級」といった級の基準から、CSEスコア(英検のスコア)の基準に変わります。たとえば、総合型選抜では1829点以上、専門学科等対象公募推薦入試では1728点以上などです。公募推薦入試では、1級は2600点以上、準1級は2300点以上、2級は1980点以上といった形で、スコアで判定されます。
2つ目は、TOEIC(L&R/S&W)です。これまでの合算方式から、合計点に加えて、Listening&ReadingとSpeaking&Writingそれぞれの下限を満たす方式に変わります。たとえば専門学科等対象公募推薦入試では、合計385点以上かつL&R 225点以上かつS&W 160点以上、という形です。現行はSpeaking&Writingのスコアを2.5倍にして合算していましたが、その換算をやめ、素点の下限で見る形になります。
3つ目は、国際連合公用語英語検定(国連英検)です。こちらは利用を廃止します。
対象の入試
対象となるのは、次の入試方式です。
| 入試方式 |
対象の学部 |
| 総合型選抜 |
外国語学部・文化学部 |
| 専門学科等対象公募推薦入試 |
全学部 |
| 公募推薦入試 |
全学部・学環 |
なお、TEAP・GTEC・IELTS・TOEFLについては、今回の予告には記載がありません。これらの扱いがどうなるかは、この予告からは分かりません。
大阪・関西では
京都産業大学は、関西の受験生・保護者の関心が高い大学です。英語外部試験の扱いは、出願できるかどうかに直結するため、早めに知っておく価値があります。
特に、英検を「級」で準備してきた受験生は、これからはCSEスコアで見られることを踏まえ、スコアを確認する必要があります。国連英検で準備していた受験生は、使えなくなるため、英検やTOEICへの切り替えを考えることになります。高校の進路指導の先生にも、早めに共有しておくとよいでしょう。
今日からできること
- 京都産業大学の総合型選抜・公募推薦を考えている受験生は、英語外部試験の扱いが2028年度入試から変わることを知っておく
- 英検で準備している人は、「級」ではなく「CSEスコア」で確認する
- TOEICは、合計点だけでなく、Listening&ReadingとSpeaking&Writingそれぞれの下限も必要になることを押さえる
- 国連英検で準備していた人は、英検やTOEICへの切り替えを検討する
- あくまで予告のため、最終的な要件は、今後公表される募集要項で必ず確認する
今から受ける検定を選ぶ段階の人には、早めの予告はありがたい話や。級だけ見て安心せんと、スコアまで確かめとこな。