ドコモ の「あんしんフィルター for docomo」が止まって、10月25日で18日になります。復旧の見込みは「未定」のままです。そのあいだに、困りごとは端末によって分かれてきました。iPhone では朝になっても制限が外れず、Android ではほかのアプリ が開かないことがあり、ドコモのケータイには代わりの機能がありません。ドコモが10月22日に出した第五報をもとに、親がいまできることを端末と症状別にまとめます。
あんしんフィルターが止まっている間の、端末ごとの状況と親の対処 作成: 編集部 / 出典: 西のITメディア編集部(NTTドコモの第五報・取扱説明書、Apple サポート、Google For Families ヘルプをもとに作成)
早見表 端末ごとに止まっているもの、動いているもの
どの端末でも、Webを見るときのフィルタリングと、制限の設定の変更(有効と無効の切り替え、時間帯の変更など)が使えません。違いが出るのは、アプリにすでに保存してある制限です。
iPhone・iPad
Android
ドコモのケータイ
Webのフィルタリング
止まっている
止まっている
止まっている
制限の設定を変える
できない
できない
できない
保存してある制限
時間帯制限が、時間を過ぎても外れない
アプリ制限や時間帯制限などは動いている
第五報に記載なし
困りごと
朝になっても使えない
ほかのアプリが使えないことがある
代わりになる機能が無い
代わりの機能
スクリーンタイム
Google ファミリーリンク
無い(復旧を待つ)
第五報は、アプリに保存してある設定(時間帯制限、アプリ制限、アプリのインストール制限、端末設定の制限、セーフサーチ、Wi-Fi接続制限など)は「通常どおり動作」しているとしています。ただし、時間帯制限はiPhone・iPadを除いています。
「朝になってもiPhoneが使えない」とき
ドコモは、iPhone・iPadで時間帯制限を使っていると、その時間帯が過ぎても端末の制限が外れないと説明しています。例として挙げているのは、午後10時から翌朝8時まで使えないようにしていた場合に、8時を過ぎても制限がかかったままになる状態です。
ドコモの第五報(10月22日更新)の対象サービスと影響の部分 出典: NTTドコモ (引用)
対処として、ドコモは「電話機本体の設定からプロファイルを削除する」と、アプリの時間帯制限を無効にできるとしています。プロファイルは、Appleの案内では「設定」の「一般」にある「VPNとデバイス管理」で確かめられます。
ここで気をつけたいのが、消したあとの状態です。ドコモの取扱説明書(iPhone・iPad)によると、あんしんフィルターのプロファイルを入れているあいだはSafariが使えず、アプリも年齢に応じて制限されます。プロファイルを削除すると、Safariやほかのアプリが使えるようになり、時間帯制限も使えなくなります。つまり、朝の制限は外れますが、あんしんフィルターの見守りも外れます。
順番を間違えないようにします。
親の端末で、子どものスクリーンタイムを設定する(下の節)
子どものiPhoneで、あんしんフィルターのプロファイルを削除する
復旧のお知らせが出たら、ドコモの案内に沿って入れ直す
「Androidで、ほかのアプリが開かない」とき
Androidでは、あんしんフィルターの制限の影響で、ほかのアプリが使えない事象が出ています。ドコモは10月22日16時から、Android版のアプリでの暫定の対処の案内を始めました。案内を受けたいときは、保護者からあんしんホットライン(0120-053-320・午前9時から午後8時)に連絡します。対処の中身は、第五報には書かれていません。
Androidでは、保存してある時間帯制限やアプリ制限は動いています。困っていなければ、そのまま使えます。止まっているのはWebのフィルタリングと設定の変更なので、サイトの制限はファミリーリンクで補います。
これから申し込む人と、ドコモのケータイを使う人
あんしんフィルターは、いま新しく申し込めません。ドコモは、Androidには「Google ファミリーリンク」、iPhone・iPadには「スクリーンタイム」を使うよう案内しています。
ドコモのケータイ(フィーチャーホン)には、代わりになる機能がありません。ドコモは、復旧まで待つよう求めています。Webの制限が効いていないものと考えて、使う時間や見てよいサイトを家庭で話しておくと安心です。
代わりの機能の始め方 手順の入り口
どちらも、親の端末から子どもの端末を管理する仕組みです。始める前に、親と子どもそれぞれのアカウントが要ります。
スクリーンタイム(iPhone・iPad)
Google ファミリーリンク(Android)
先に要るもの
ファミリー共有と、子ども用のApple Account
親と子どものGoogleアカウント
始め方
親の端末の「設定」→「ファミリー」→子どもの名前→「スクリーンタイム」
ファミリーリンクのアプリで設定する。13歳未満は親が子どものアカウントを作り、すでにアカウントがある子は子どもの同意を得る
決められること
使える時間の上限、アプリとWebサイトの制限、連絡を取れる相手など
利用時間の上限、アプリの許可とブロックなど
公式の案内
Apple サポート
Google For Families ヘルプ
Appleの案内によると、スクリーンタイムの設定は、ファミリー共有のグループのすべての端末を新しいソフトウェアにしておくと、家族の端末にそろって反映されます。ファミリーリンクは、Androidのバージョン5以降で最もよく動くとGoogleは案内しています。
京都・関西の家庭は 条例の決まりも知っておく
関西でも、京都府の「青少年の健全な育成に関する条例」は、携帯電話の会社に、18歳未満の子どもが使う端末でフィルタリングを使わないと保護者が申し出るときは、理由を書いた書面(電磁的記録でもよい)を受け取るよう求めています。申し出には、規則で決めた正当な理由が要ります。
ドコモの第五報は、復旧までの間、OSの機能による制限を「ご活用ください」と書いていて、あんしんフィルターをやめる手続きは案内していません。動かないからといって解約を考えるときは、手続きの前に、契約の窓口で確かめるのが確実です。
障害がいつ始まり、ドコモの説明がどう変わってきたかは、ドコモ「あんしんフィルター」の障害の記事 で追っています。復旧したかどうかは、ドコモの第五報のページ で確かめられます。
iPhoneのプロファイルを消す前に、まずスクリーンタイムやで。