大阪工業大学は2026年10月23日、関西医科大学との大学院教育・研究の連携を強化すると発表しました。2027年4月に「先端医工連携教育プログラム」を始め、医学系と工学系の学生が互いの専門分野の基礎を学びます。
医学と工学、対象の大学院生が分野を越えて学ぶ
関西医科大学では大学院医学研究科修士課程が対象です。大阪工業大学では、大学院工学研究科化学・環境・生命工学専攻生命工学コース博士前期課程が対象となります。両大学の学生全員に向けたプログラムではありません。
医学系の学生は工学・情報科学の基礎を、工学系の学生は医学・生命科学の基礎を学びます。医学・生命科学・工学・情報科学を横断する視点と実践力を備えた研究者や高度技術者の育成を目指します。今回の連携強化は、2019年に結んだ法人間の包括連携協定に基づくものです。
暮らしと仕事への影響
今回の発表の中心は、新しい治療や機器の提供ではなく、それらに関わる人材の教育です。暮らしへの影響を見る際には、研究者や技術者を育てる取り組みと、医療現場で使える技術の実用化を分けて捉える必要があります。
大学院への進学を考える人にとっては、自分の専門に加え、どの分野の基礎を学べるかが検討材料になります。また、医療と技術の接点に関心がある人は、合同研究発表会の講演テーマから、両大学が取り組む研究の内容を知ることができます。
大阪・関西では、梅田で合同研究発表会
開始に先立ち、2026年10月31日に第1回合同研究発表会を開きます。会場は大阪工業大学梅田キャンパス常翔ホール(大阪市北区茶屋町1番45号)で、参加費は無料です。
大阪工業大学の河合俊和教授は手術助手ロボット、神納貴生准教授は新生児の疼痛関連反応を捉える非接触映像センシングについて講演する予定です。関西医科大学の人見浩史教授は、iPS細胞による再生医療と医工連携の展望を扱います。
学生・教員によるポスター発表と意見交換会も実施します。講演内容と講演者は変更される可能性があります。