Meta のAIエージェント 「Muse」に、iPad版が加わりました。App Storeの更新情報(バージョン10.0、2026年10月7日)に「Muse is now available on iPad」と書かれています。ただ、Museの提供は米国とカナダで、日本での提供は未定です。
App StoreのiPad向け画面。メールの書類を見つけて手続きを進める例 出典: Meta「Muse from Meta」App Storeのページ (引用)
Museは、用事を代わりに進めるAIエージェント
AIエージェントは、質問に答えるだけでなく、頼まれた用事を自分で進めるAIです。Metaは、Museを「パーソナルAIエージェント」と呼んでいます。
Metaの発表とApp Storeの説明によると、できることは次のとおりです。
メール の整理や、予定のぶつかりの調整、予約、リマインダー
値段の比較や、値下がりの通知、承認を取ったうえでの購入
支出や定期購入の見直し、運動や食事のプランづくり
旅行の計画や予約など、時間のかかる用事を最後まで進めること
アプリ を閉じたあとも作業を続け、承認が要るときに通知するとしています。Museアプリのほか、WhatsAppからも、他の人にメッセージを送るように話しかけられると発表にあります。
2026年9月29日には、小さな会社向けの「Muse for Small Business」も発表されました。Instagramの事業用アカウントやFacebookページ、広告のアカウントなどをつなぐと、Museが事業の中身をふまえて動くとしています。今回のiPad版の更新情報にも、この機能が書かれています。
誰が、どこで使えるか
項目
公式の記載
提供地域
米国とカナダ(2026年9月29日の発表)
対応の端末
iPhoneとiPad(App Storeの情報では、必要なOSは18.0以降)
料金
アプリの入手は無料。基本的な機能の多くは無料で、有料のプランもある
日本での提供
現時点で未定(2026年9月9日の日本語の発表)
2026年10月8日に確認したところ、日本のApp Storeでは、このアプリを見つけられませんでした。日本の利用者がいま入れて使えるかどうかは、発表に書かれていません。
データはどう扱われるか
Metaは、Museを「Muse Secure VM」という専用の環境で動かすと説明しています。利用者ごとに隔離されたクラウド上のコンピューターで、接続したサービスのデータや認証情報もここに置きます。
発表に書かれている主な点は、次のとおりです。
Museは、利用者のパスワードや支払い方法そのものは見られない
メールの送信や購入など重要な操作の前に、利用者に確認する。操作の履歴も見られる
どのアプリにどこまでの権限を渡すかは、利用者が選べる。いつでも解除できる
Museとのやりとりを、MetaのAIの学習に使わせない選択(オプトアウト)ができる
会話やデータを、Metaの広告のシステムとは共有しない
今年の後半に「Muse Confidential VM」を導入予定。利用者だけが持つ鍵で暗号化し、Metaも中身を見られないようにするとしている
暮らしと仕事への影響
日本に住む人にとって、今回すぐ変わることは多くありません。提供は米国とカナダで、日本での提供は未定だからです。
一方で、iPadに対応したことで、画面の大きい端末で、予定や書類、メールの用事を任せる使い方が選べるようになります。Metaが示すiPad向けの画面の例は、学校の書類をメールから見つけて手続きを進める場面です。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
ここからは、公式の事実ではなく、日本でも使えるようになった場合の使い方の例です。関西の会社や自治体が使っている、という話ではありません。
大阪や京都を訪れる旅行者が、米国やカナダで使っているMuseで、宿の変更や予定の調整を任せる
商店街の小さな店の人が、iPadで事業用のSNSの投稿案や広告の案を相談する
家族の予定が多い家庭で、習い事や学校の用事の連絡をまとめてもらう
どれも、送信や購入の前に自分で確認する前提です。日本で提供が始まったら、発表の内容を見て確かめるのがよさそうです。
今日からできること
日本のApp Storeで入れられるかを、提供の発表が出るまで待つ
米国やカナダの旅行や出張が決まっているなら、現地の提供状況をMetaの公式で見ておく
使えるようになったら、つなぐアプリと権限を、最小限から始める
日本で使えるのはまだ先やけど、iPadでも動くようになったのは、ええ流れやな。出番が来たら、権限は絞って使うんやで。