Metaは、AIエージェント 「Muse」とつながる機器を自分で作るための開発キット(SDK)とファームウェアを、オープンソースで公開しました。手持ちの画面やボタン、センサーなどをMuseにつなげられます。公開の場所は、Meta公式のGitHubのリポジトリと、専用のサイト「Muse Gadgets」です。
Museにつながる自作ガジェットの例。丸い画面の端末やHome Link、電子ペーパーなど 出典: Meta「Muse Gadgets」(GitHub facebookincubator/muse-gadget-sdk) (引用)
ESP32とRaspberry Pi向けの2種類
開発キットは2種類あります。
ESP32 Device SDK: 市販のESP32のボード向け。画面で画像を出したり、音声の入出力やセンサーをつないだりできます
Linux Device SDK: Raspberry PiなどのLinuxの機器向け。自分で作った命令を足して、Museに機器の管理などを任せられます
ライセンスはApache License 2.0です。つなぐ前に、専用のサイトでSDKのトークンを取り、利用規約を確かめます。作った機器は、iOSとAndroidのMuseのアプリの設定から開発者モードをオンにして、つなぎます。
Metaは「遊びで作るもの」として、ボードが動かなくなる、保証が切れるといったことも自己責任で試すよう書いています。開発キットは保証なしの現状のまま提供されます。
自社の機器「Muse Home Link」は米国で無料配布
Meta自身も「Muse Home Link」という機器を作りました。家のWi-Fiにつなぎ、Museが手持ちの対応機器や、自作の機器にアクセスできるようにするものです。コミュニティが作った機能を使えば、照明をつける、テレビを操作する、プリンターに書類を送る、といったことができる場合があるとしています。
Muse Home Linkは、米国でMuseを契約している人に1人1台まで無料で、10月から先着順に発送します。
暮らしと仕事への影響
電子工作の好きな人には、AIエージェントにつながる機器を自由に作れる材料が増えます。一方で、Metaの公式のサイトとリポジトリには、日本での提供についての記載はありません。試すには、Museのアプリとトークンが使えるかを先に確かめる必要があります。
AIに家の機器を操作させる仕組みは便利な反面、つなぐ機器と任せる操作は自分で選ぶことが大事です。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
たとえば、手持ちのRaspberry Piを、予定や天気を映す電子ペーパーの表示にする使い方が考えられます。町工場や店で、ボタン1つで決まった連絡を出す、といった小さな仕組みづくりにも向きそうです。
まずは、使わずに眠っているボードを1枚、引っ張り出すところから試しとき。