京都府は2026年10月1日、「遠隔サッカー教室」を10月4日に開くと発表しました。KDDI、京都パープルサンガ(京都サンガF.C.)と主催し、選手が離れた場所から小学生を指導する催しです。会場は京丹波町で、選手がいるのはサンガタウン城陽です。
10月4日は京丹波町の会場に小学3、4年生15名
京都府の資料にある開催の概要は、次のとおりです。
| 項目 |
内容 |
| 日時 |
2026年10月4日(日)15:00〜16:15 |
| 会場 |
京都トレーニングセンター(京丹波町・丹波自然運動公園内) |
| 選手 |
京都サンガF.C.の選手1名が、サンガタウン城陽から遠隔で参加 |
| 会場側の対応者 |
宮吉拓実ジュニア育成統括部コーチ兼クラブアンバサダー |
| 対象 |
府内の小学校に在学中の小学3、4年生15名 |
| 主催 |
KDDI、京都パープルサンガ、京都府 |
この資料は開催の前に出されたものです。当日の様子や結果を伝える公式の発表は、京都府・KDDI・京都サンガF.C.のサイトでは確認できていません(2026年10月6日時点)。資料には、これまでの教室で選手から指導を受ける子どもたちの写真が載っています。
4K相当の大画面で、ボールタッチまで見る
教室は、3者が官民連携で進める「KDDIみらい共創プログラム」の一環です。使うのは、KDDIがJR東日本と提供する4K相当画質のオンライン会議サービス「空間自在ワークプレイスサービス」です。KDDIは、遠隔からでもボールタッチや身体の使い方が確認でき、細やかなコーチングができると説明しています。
サービスの公式ページによると、壁一面の大画面に等身大の高画質映像を映し、話す人の位置から音が聞こえるステレオ音響を備えます。
サンガタウン城陽と府内の小学生を遠隔技術でひとつの空間にいるかのようにつなげ、時間の確保が難しい現役選手が子どもたちに遠隔でサッカー指導を行う。
出典: 京都府「京都サンガF.C.が遠隔でサッカー指導」
5Gなどの回線の種類や、映像の遅れの大きさは、第二期の発表には書かれていません。2024年8月の最初の発表では、通信環境が整っていないエリアに衛星ブロードバンドのStarlinkを導入するとしていました。
2024年8月の発表にある遠隔指導のイメージ。サンガタウンのコーチと各地域の画面を結ぶ出典: KDDI株式会社・株式会社京都パープルサンガ・京都府(報道用の素材)
暮らしと仕事への影響
京都府の資料は、少子化が進み、学校や地域によってはチームスポーツのメンバー集めや指導者不足が課題になっていると説明しています。子どもたちが好きなスポーツを自由に楽しめる環境をつくることが、令和6年度に始まったこのプログラムの目的です。
KDDIは2024年8月の発表で、時間の取りづらい現役の選手やコーチが、複数の地域へ同時に指導することもできると説明しました。第二期(2026年4月〜12月)の参加費は無料で、会場までの交通費は自己負担です。募集は3月に終わっています。
大阪・関西では、京都府の中部から北部へ広げる予定
第二期の対象は、福知山市・綾部市・南丹市・京丹波町在住の小学3〜4年生です。京都府の資料によると、4月12日、5月24日、6月9日の3回が開かれ、6月9日は座学の形式でした。
KDDIは7月の報告で、次回(4回目)は9月に、ボールを使った遠隔の指導をする予定としていました。10月4日の回が何回目にあたるかは、京都府の資料に書かれていません。
10月〜12月には、亀岡市のサンガスタジアム by KYOCERAを会場に、選手も参加するスペシャルマッチ(特別試合)が予定されています。3者は今後、少子化や指導者不足の影響をより受けやすい北部エリア(京丹後市、伊根町、宮津市、与謝野町、舞鶴市)への展開を予定しています。
KDDIは同じプログラムの「遠隔STEAM教室」で、8月29日と30日に東京と大阪で「遠隔ドローンプログラミング教室」を開くと案内していました。KDDIの地域での取り組みは、郵便局の屋上にドローンの基地 KDDIと日本郵便が石川・珠洲で実証でも紹介しています。
離れてても教えてもらえる場が、北のほうまで広がっていくとええなあ。