回転寿司の「大起水産回転寿司」や鮮魚店の「街のみなと」を営む大起水産株式会社(大阪府堺市)が、2026年10月5日にお詫びとお知らせを出しました。「大起水産公式アプリ」のシステムが第三者の不正アクセスを受け、登録した人の個人情報が漏えいしたおそれがあるという内容です。実際に外へ漏れた事実や不正利用は、現時点で確認されていないとしています。
対象は174,933人、2024年11月1日から2026年9月15日までの登録者
対象は、2024年11月1日から2026年9月15日までに「大起水産公式アプリ」に登録した174,933人です。退会した人も含みます。
大起水産は2024年11月11日のお知らせで、アプリが新しくなったと伝え、前のアプリの会員に、2024年12月31日までの移行と会員登録のやり直しを求めていました。このとき登録し直した人も、登録した日が上の期間に入っていれば対象です。
漏えいした可能性があるのは氏名や電話番号など7項目
- 氏名・電話番号・メールアドレス
- 性別・郵便番号
- 住所・生年月日(任意の登録のため、全員分ではありません)
パスワードは別のサーバーで管理していて、漏えいした可能性のある情報には含まれていないとしています。お知らせが挙げる項目に、クレジットカードの情報はありません。
大起水産が2026年10月5日に出したお詫びとお知らせ(PDF)の1ページ目出典: 大起水産株式会社「不正アクセスによる個人情報漏えいのおそれに関するお詫びとお知らせ」(引用)
会社がしていること
大起水産は、2026年9月15日にこの件を確認しました。その後、不正アクセスを防ぐ対策をとり、セキュリティ対策と監視の体制を強めたと説明しています。個人情報保護委員会には、報告と相談をしています。
外部の専門の調査会社による調査は、いまも続いています。対象の人には、登録のメールアドレス宛てに順次案内するとしています。アプリは通常どおり使えます。
原因や侵入の経路は、お知らせには書かれていません(2026年10月5日時点)。
暮らしと仕事への影響
関わりがあるのは、上の期間にアプリへ登録した人です。漏えいした可能性がある項目には、電話番号とメールアドレスが入っています。会社は念のためとして、不審なメールやSMS(携帯電話のショートメッセージ)、電話に注意するよう呼びかけています。
当社が本件に関して、パスワードや認証コード等の入力をお願いすることはありません。
出典: 大起水産のお知らせ
心当たりのある人がやること
大起水産の案内
- 身に覚えのない連絡を受けたら、書かれたURLを開かない
- その連絡の先で、個人情報を入力しない
- この件で、会社がパスワードや認証コードの入力を求めることはない
問い合わせは、専用の窓口(電話0120-811-266、9時〜18時、土日祝を含む)で受け付けています。ホームページの問い合わせフォーム、代表電話、各店舗では、この件の個別の案内はできないとしています。
一般的な注意(公式の案内ではありません)
警察庁は、フィッシング(実在の会社をかたり、偽のサイトへ誘って情報を盗む手口)の文面に、「個人情報の漏えい」「不正アクセス検知」など急がせる言葉が多いと説明しています。メールやSMSのリンクは開かず、公式アプリやブックマークから正しいサイトを開くよう勧めています。
不審なメールの特徴の例は、アバハウスで個人情報漏えいのおそれ 「返金」装う不審メールに注意でも紹介しています。今回とは関係のない、別の会社の件です。
大阪・関西では、堺に本社を置き4府県に店を出す会社の話
大起水産の本社は、大阪府堺市北区中村町にあります。会社情報によると、1975年11月に堺中央卸売市場の中で、塩干類(塩漬けや干物の魚介)の卸売を主な業務として設立されました。
店の数は2026年1月現在で、大起水産回転寿司が35店、街のみなと(水産の小売)が28店、そのほかの飲食店が15店です。公式の店舗検索に並ぶ地域は、大阪府・奈良県・兵庫県・京都府の4府県でした(2026年10月5日確認)。
家族の分を代わりに登録した人は、その電話番号やメールアドレスに届く連絡も一緒に見ておくと安心です。
急がせる連絡ほど、リンクは押さんと、窓口の番号にかけて確かめるのが確実やで。