村田製作所は2026年10月5日、6G向けのアンテナモジュールを開発したと発表しました。通信評価では、135GHz帯の無線通信と、送受信双方で電波の向きを上下・左右に調整する動作を確認したとしています。市場投入は2030年以降を目指しており、すぐに使える通信サービスの発表ではありません。
電波の向きを送受信の両方で調整
モジュールは、研究開発機関imecとの共同研究で開発しました。対応するのは、100GHzを超える高い周波数のうち、110~170GHzの「D-band」と呼ばれる範囲です。
村田製作所によると、最大8GHzの帯域幅で信号伝送を確認しました。また、電波の向きを上下・左右に調整する「2次元ビーム制御」を、送る側と受ける側の両方で確認しています。
基板には村田製作所独自のLTCC基板技術を用い、imecが開発した電波の向きを制御する集積回路を組み込みました。基板材料を最適化し、100GHz超でも伝送損失を抑えたとしています。アンテナと無線信号用の配線なども、細かく高密度にまとめて設計・実装しました。








