京都市は2026年10月16日、災害リスクや避難場所を音声で確認できる「耳で聴くハザードマップ」の運用開始を発表しました。試験運用は2026年10月19日、本運用は2026年10月21日からの予定です。地図を目で見るだけでなく、耳で情報を得る手段を加え、災害時の円滑な避難行動を支援します。
災害リスクの確認から警報の通知まで
利用には、スマートフォンアプリ「Uni-Voice Blind(ユニボイス・ブラインド)」が必要です。京都市によると、洪水・土砂災害のリスク情報を文字と音声読み上げで提供します。内水の災害リスク情報は、後日反映する予定です。
気象警報や自治体の避難情報は、リアルタイムで届く音声通知で把握できます。一方、避難先を確認したいときには、現在地周辺の指定緊急避難場所などを音声で案内する機能があります。周辺のリスクを調べる機能と、発表された情報を受け取る機能の両方がある仕組みです。
暮らしと仕事への影響
文字や地図を目で確認することが難しい人にとって、音声で情報を得られることが今回のポイントです。家族や支援する人と一緒に、普段過ごす場所のリスクや、周辺の避難場所を確認する使い方が考えられます。
職場でも、災害時の情報をどのように受け取るかを話し合うきっかけになります。利用を考える場合は、必要なアプリを確認し、平時に操作や読み上げに慣れておくとよさそうです。
ただし、開始時点で内水のリスク情報までそろうわけではありません。音声で確認できる便利さと、まだ反映されていない情報があることを、分けて理解しておきたいところです。
大阪・関西では:京都市民に加え、観光客の利用も想定
京都市が利用を想定しているのは、視覚障害者、高齢者、外国籍市民、外国人観光客などです。市民だけでなく、訪問者の利用も想定されています。
対応する言語として、英語、中国語の繁体字・簡体字、ハングル、ベトナム語が挙げられています。現在地周辺の指定緊急避難場所などを音声で案内する機能と、多言語への対応が、今回の取り組みに含まれています。