神戸市は2026年12月2日(水)に、特殊詐欺や金融・消費者トラブルを学ぶ無料の講座を開きます。会場は兵庫県に在住・在勤・在学の人が対象ですが、アーカイブ配信は居住地を問わず申し込めます。大阪や京都、奈良に住んでいる人も受講できます(内容は2026年10月12日時点)。
講座の中身と申し込み方法
神戸市が2026年10月9日に発表した講座「特殊詐欺や金融・消費者トラブルに遭わないために」の概要です。誰もが巻き込まれる可能性のあるトラブルに、どうすればだまされずにすむのかを、アナウンサーとしての経験を生かして、コミュニケーションというアプローチから解説するとしています。
| 項目 |
内容 |
| 日時 |
2026年12月2日(水)14時から15時30分(開場13時30分) |
| 会場 |
神戸市立中央区文化センター |
| 講師 |
笠井 信輔 氏(フリーアナウンサー) |
| 参加費 |
無料 |
| 定員 |
会場は120名(先着)、アーカイブ配信は定員の上限なし |
| 申し込み |
会場・アーカイブ配信とも、神戸市のイベントサイト「おでかけKOBE」から |
| 募集期間 |
2026年11月9日(月)10時から11月24日(火)17時まで |
神戸市の発表にある講座の日時・会場・定員・申し込み方法の部分出典: 神戸市「くらしに役立つ金融経済講演会・消費生活講座「特殊詐欺や金融・消費者トラブルに遭わないために」受講者募集!」(神戸市ウェブサイト利用規約(政府標準利用規約(第2.0版)準拠・商用利用可・出典記載))
主催は神戸市、兵庫県、兵庫県金融広報委員会(事務局は日本銀行神戸支店内)で、金融経済教育推進機構(J-FLEC)が共催です。講師の笠井さんは、神戸市の発表によると、全国各地で特殊詐欺にだまされないための講演も行っています。
関西のどこに住んでいても、アーカイブなら受講できる
神戸市は、会場参加は兵庫県に在住・在勤・在学の人が対象、アーカイブ配信は居住地等を問わず申し込み可能としています。イベントサイトのよくある質問でも、アーカイブ視聴のみ希望の人は全員が見られる(要申し込み)と書かれています。
アーカイブ配信の流れは、イベントサイトによると次のとおりです。
- 募集期間の11月9日から24日の間に、事前に申し込む
- 講座が終わって1週間程度たつと、視聴用のURLがEメールで届く
会場の申し込みは1組につき2人までです。親子や夫婦で受けたいときは、あわせて申し込めます。会場には来館者用の駐車場がなく、車で行く場合は近くの有料駐車場を使うよう案内されています。災害や天候不良で中止や変更になる場合は、神戸市消費生活センターのホームページで知らせるとされています。
大阪・関西では、いまの被害はどうなっているか
講座を受ける前に、いまの状況を公式の数字で確かめておきます。
兵庫県警察の資料によると、2026年6月末までの兵庫県内の特殊詐欺は、認知件数が1,517件、被害額が約115.6億円です。前の年の同じ時期より、件数は98件(6.9%)、被害額は約34.2億円(42.0%)増えました。SNS型投資詐欺・SNS型ロマンス詐欺・ニセ警察詐欺の被害額が、全体の88.2%を占めています。
警察庁の暫定値では、全国の2026年1月から8月末までの特殊詐欺は29,687件、被害額は2,360.7億円です。AIで作った顔や声を使う詐欺への備えは、AIで作った顔や声の詐欺に備える 家族と店で決めておくことで整理しています。
兵庫県警察は、ニセ警察詐欺について次の点を呼びかけています。
- 警察はSNSで連絡しません
- 警察はテレビ電話で取り調べをすることはありません
- 犯人は警察署の電話番号を偽装表示させる場合があるので、お金の話や不審な点があれば、所属・氏名・内線番号などを確認したうえで一度電話を切り、正しい電話番号へかけ直す
- +(プラス)から始まる国際電話の予兆電話が増えており、使わない人は国際電話の利用休止を検討する
兵庫県警察が紹介するニセ警察詐欺の手口は、次のようなものです。自宅の固定電話や携帯電話に警察官を名乗って連絡し、「あなた名義の口座が犯罪に使われている」などと理由をつけます。そのうえで、「口座を調査する」「現金を確認する必要がある」「保釈金を払えば逮捕しない」と言って、お金を振り込ませます。「あなたは逮捕される」と不安をあおったり、テレビ電話で偽の警察手帳や偽の逮捕状を見せたりするケースもあるとしています。電話会社や総務省などを名乗って電話をかけ、そのあとニセ警察に代わる場合もあるため、注意が必要です。
警察庁の暫定値(2026年8月末)では、全国の主な手口は次のとおりです。
| 手口 |
認知件数(1〜8月) |
被害額(1〜8月) |
| SNS型投資詐欺 |
7,097件 |
937.4億円 |
| ニセ警察詐欺 |
6,346件 |
728.6億円 |
| SNS型ロマンス詐欺 |
3,506件 |
325.8億円 |
警察庁の特殊詐欺の案内ページには、不安を感じたときの電話窓口として、警察相談専用窓口の#9110と、消費者ホットラインの188が載っています。
今日からできること
- 受講したい人は、11月9日10時の申し込み開始に備えて、神戸市消費生活センターの消費生活講座のページを見ておく
- 兵庫県外に住んでいる人は、アーカイブ配信で申し込む。会場の定員(120名・先着)は、兵庫県に在住・在勤・在学の人が対象
- 国際電話を使わない家は、休止を考える
- 不安なときは、#9110か188に電話する
講座は12月ですが、申し込みの窓は2週間ほどです。11月24日の17時までに、忘れずにな。