Googleは2026年10月6日、Earth AIを公衆衛生に活用する研究成果を発表しました。地域の健康データに衛星画像や環境情報、人の移動データを組み合わせ、感染リスクの把握や疾病の予測を支援します。一部の協力機関には、対話型の地図分析と疾病予測の研究用試作ツールを提供しています。
地域のリスクを把握、予測の改善には差も
コンゴ民主共和国では、WHO AFROとINRBのUMIEがエボラ流行への対応で試作ツールを使いました。Googleによると、WHO AFROは感染リスクのある48集落を数分で特定し、45,500人超を把握。分析結果は移動検査室の配備や国境監視の調整に活用されました。
地域の特徴を数値で表すモデル「PDFM」は、検索傾向、人の移動、施設密度、気象・大気質などを扱います。この地域の特徴を表すデータは毎月更新されます。
Googleによると、メキシコの約2,450自治体でPDFMとTimesFM 2.0によるデング熱予測を評価し、流行中の自治体の最大72%で1カ月先の予測精度が改善しました。一方、米国の心血管疾患死亡数の推定では従来手法との差は有意ではなく、コレラの1〜2週間先の予測でも有意な精度向上はありませんでした。








