迷惑電話対策アプリ「トビラフォンモバイル」のiOS版が、詐欺に多く使われる国際電話を、「番号帯」という単位でまとめて着信拒否できるようになりました。短い期間で次々に番号を変えてくる詐欺の電話に、1つずつの対応では追いつかない、という現実への備えです。
何ができるようになったのか
トビラシステムズは2026年10月15日、「トビラフォンモバイル」のiOS版で、国際電話の番号帯ブロックに対応したと発表しました。
これまでは、迷惑電話の番号を1つずつデータベースに登録し、着信のときに警告していました。新しい機能は、詐欺が多発している国番号や番号帯を、まとめて着信拒否します。iOSの「Live Caller ID」という仕組みを使い、かかってきた番号を、サーバー上のデータベースと照らし合わせて判定します。Android版では、2024年に同じような機能が先に提供されており、今回のiOS対応で、両方のスマホで使えるようになりました。
対象として挙げられているのは、「+1 833」などの「+1 8XX」帯です。2026年に入り、こうした番号帯からの着信が増え、多数の番号から少しずつかけてくる傾向があるとしています。短期間で番号を変えるため、1つずつ登録して拒否する方法では、追いつかないのが課題でした。
なぜ、国際電話なのか
近ごろの特殊詐欺では、「+」で始まる国際電話の番号が、多く使われています。京都府警察は、詐欺の電話の約7割が国際電話の番号だと説明しています。海外から電話をかけると、相手には「+」から始まる見慣れない番号が表示されます。この見慣れなさに、かえって油断や好奇心を誘われることがあります。
大阪・関西の暮らしでできること
関西でも、警察が国際電話を使った詐欺への注意を繰り返し呼びかけています。スマホだけでなく、固定電話での備えも大切です。
- 固定電話は、国際電話を休止できる。海外と電話をしない家庭なら、固定電話やひかり電話の国際電話の発着信を、無償で休止できます。「国際電話不取扱受付センター」(0120-210-364)で申し込めます。
- スマホは、対策アプリを入れておく。トビラフォンモバイルのような迷惑電話対策アプリで、国際電話の番号帯ごと拒否する設定を使えます。
- 家族で話しておく。とくに、電話に出やすい高齢の家族と、「+から始まる番号には出ない」「出てしまっても、お金やカードの話は一度切って確かめる」を共有しておきます。
覚えておきたいこと
- トビラフォンモバイルのiOS版が、国際電話を番号帯ごと着信拒否できるようになった(発表は2026年10月15日)。
- 短期間で番号を変える詐欺に、個別の番号登録では追いつかないための対応。対象は「+1 8XX」帯など。
- 固定電話は、海外と通話しない家庭なら国際電話の休止ができる。提供開始日やアプリ料金の扱いは、今回の発表では明記されていない。