楽天証券が、米国株式をほぼ一日中リアルタイムで売買できる「23時間取引」を始めると発表しました。これまで日本では、米国株を買えるのは主に夜から早朝でしたが、日本時間の昼にあたる時間帯にも取引できるようになります。日中に働く人にとって、米国株との付き合い方が変わりそうな話です。
何が変わるのか
米国の主要な取引所(ニューヨーク証券取引所やナスダックなど)が取引時間を延ばすのに合わせ、楽天証券も対応する時間帯を広げます。新しく加わるのは、「オーバーナイトセッション」と呼ばれる、日本時間の午前10時から午後5時(日本の日中)にあたる時間帯です。
これまでの時間帯と合わせると、次のようになります。
- オーバーナイト(新規対応): 日本時間 10:00〜17:00
- プレマーケット: 17:00〜22:30
- レギュラー: 22:30〜翌5:00
- アフターマーケット: 5:00〜9:00
結果として、取引できるのは日本時間の午前11時から翌朝10時まで(サマータイム期間は10時から翌朝9時まで)の、合わせて23時間です。開始は、日本時間2026年12月7日の午前11時からの予定です。
日中働く人にとっての意味
これまでは、米国株を売買できる時間が、主に夜から早朝でした。日中に働く人は、相場が動いても、仕事中はなかなか対応できません。今回の変更で、昼休みや移動の合間にも米国株を売買できるようになります。関西で日中に働きながら米国株を持つ人にとっては、値動きに合わせて動きやすくなります。
ただし、「いつでも取引できる」ことは、「いつでも取引すべき」ではありません。手軽になるほど、値動きに振り回されやすくもなります。
大阪・関西の暮らしへの影響と気をつけること
便利になる一方で、注意点もあります。公式の発表から、おさえておきたい点です。
- 時間外は注文の種類が限られる。時間外(オーバーナイトやプレ・アフター)では、成行や逆指値が使えません。
- 約定しないことがある。時間外の有効注文は、取引開始・終了時のオークションに参加しないため、始値や終値では約定しないことがあります。
- 為替のリスク。米国株は米ドルでの取引です。円とドルの為替が動くと、損益に影響します。
- 手数料は現行どおり。23時間取引専用の割増や割引はなく、今までの米国株の手数料が適用されます。
日中に働く関西の人にとって、選べる時間が増えるのは利点です。松井証券やマネックス証券も同じ時期に米国株の23時間取引を始めると報じられています。仕組みと制限を分かったうえで、無理のない範囲で付き合うのがよさそうです。
覚えておきたいこと
- 対象は米国株式。国内株(日本株)の夜間は、従来からのPTS(23時59分まで)で別枠。
- 日本時間の昼にも取引できるようになり、合わせて23時間。開始は2026年12月7日の午前11時から。
- 時間外は成行・逆指値が使えないなどの制限があり、為替の変動にも注意。手数料は現行どおり。