〈ろうきん〉の「ろうきんアプリ」の一部が止まっています。労働金庫連合会は10月22日、PHP(ウェブのサービスで広く使われているプログラミング言語)のセキュリティの脅威の情報を受けた予防の措置として、ろうきんアプリと「ろうきんiDeCo WEB申込み」を一時的に止めていると知らせました。10月6日に出た新しい版のアプリは再開しましたが、それより前の版は止まったままです。
労働金庫連合会の一時停止のお知らせ(10月22日15時20分更新・本文の部分)出典: 労働金庫連合会(引用)
何が止まっている? 前の版のアプリとiDeCoのWeb申込み
労働金庫連合会の10月22日15時20分の時点のお知らせによると、止まっているのは次の2つです。
- ろうきんiDeCo WEB申込み
- ろうきんアプリ(リニューアル前の版)
ろうきんアプリは2026年10月6日(火)にリニューアルしています。新しい版は、脅威の情報への措置を終えたため再開し、いつもどおり使えます。リニューアル前の版は止まったままで、再開を待つか、アプリの中の「ワンタイムPW」のアイコンからろうきんダイレクトを使うよう案内しています。
次のものは、いつもどおり使えます。
- ろうきんダイレクト(インターネットバンキング)
- ATMなどの自動機での取引
- 店頭での取引
必要なセキュリティの対応と安全の確認が終わりしだい、止めているサービスを再開するとしています。お知らせには、不正アクセスや情報の漏えいがあったとは書かれていません。
PHPの脆弱性と、ほかに止まったサービスは、PHPに緊急の脆弱性、修正版を公開 BASEやゲームが止まった理由と、PHPの脆弱性で止まった関西のサービス 再開と立場別のやること 図解にまとめています。
暮らしへの影響
ろうきんアプリでは、残高や入出金の明細の確認、振り込み・振り替え、ことら送金、定期預金、投資信託、ローンの返済などができます。前の版のアプリを使い続けている人は、こうした取引がアプリからできません。
ただ、ろうきんダイレクトやATM、窓口は使えるので、お金を引き出せなくなったり、振り込みがまったくできなくなったりしているわけではありません。iDeCoをこれからWebで申し込もうとしていた人は、再開を待つ必要があります。
今日からできること
- アプリの版を確かめる: 前の版のアプリは、起動すると止まっていることを知らせるメッセージが出ます。通常の画面が出れば新しい版で、いつもどおり使えます。
- 急ぎの取引はろうきんダイレクトかATMで: 前の版の人は、アプリの「ワンタイムPW」のアイコンからろうきんダイレクトを使えます。
- 新しいアプリへの移り方は公式のページで: 労働金庫連合会のろうきんアプリのページに、リニューアル前から使っている人向けの「移行手順」があります。アプリは公式のアプリストアから入れます。
- 便乗の連絡に気をつける: 「アプリを入れ直して」「再登録を」といったメールやSMSのリンクは開かず、公式のページやアプリストアから自分で探します。労働金庫連合会は10月22日、「e-Tax」を装った偽のアプリを入れさせる手口にも注意を呼びかけています。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
関西の利用者への影響は、お知らせに書かれていません。ここでは、関西で働く人の使い方の例として整理します。
たとえば、大阪や京都の会社で給与の振り込みを〈ろうきん〉の口座で受けている人なら、給料日の前後に家賃や仕送りの振り込みをアプリでしようとして、前の版で止まっていることに気づくかもしれません。その場合は、ろうきんダイレクトか近くのATMで済ませ、時間のあるときに新しいアプリへ移っておくと、次からあわてずに済みます。
アプリが開かへんかったら、ろうきんダイレクトかATMを使おな。