LINEヤフーは2026年10月22日、「Yahoo!フリマ」と「Yahoo!オークション」の「安全・安心への取り組みレポート」を公開しました。出品や取引、補償審査にAIを使い、検知した内容を人が確認する仕組みと、その実績をまとめています。
LINEヤフーが発表に添えた画像出典: LINEヤフー(PR TIMES)(報道用の素材)
画像でも転売を検知、対応は人が確認
LINEヤフーは2026年上半期に独自の「転売対策ポリシー」を策定・公開しました。市場や利用者への影響が大きい商品を、状況に応じて対策の対象に指定します。同社によると、同期間の違反商品削除は過去最多の17.4万件でした。
対策の一つが、公式サイトなどの基準画像と出品画像の似ている度合いを判定する「画像類似AI」です。同社によると、一部の転売対策対象商品の検知率は、従来の文章による検知では46%でしたが、画像類似AIの導入で90%になりました。すべての商品や不正を対象にした検知率ではありません。
出品時にはタイトル・説明文・画像から不正リスクを数値化し、取引中はメッセージからトラブルの兆候を検知します。検知結果は、監視を担う専門のパトローラーにつなぎ、人が確認・対応します。
暮らしと仕事への影響
購入する側にとっては、見守る仕組みだけでなく、問題が起きた後の対応も気になる点です。商品に満足できない場合にお見舞いを申請する「商品満足サポート」でも、AIが申請内容や商品情報を一次解析し、確認点を示します。最終的な審査可否は専任スタッフが判断します。
同社によると、2026年上半期のトラブル遭遇率はYahoo!フリマが0.26%、Yahoo!オークションが0.10%でした。ただし、これは事務局への問い合わせ数を全取引数で割った値です。問い合わせのないトラブルまで含む数字ではないため、取引全体の安全性をこの数値だけで判断しないことが大切です。
今回から同じトラブルへの複数の問い合わせを1件と数え、過去分も同じ基準で再集計しています。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
例えば、家の片付けで不用品を出品するときは、商品の状態が伝わる画像と説明になっているかを見直す機会にできます。仕事で使う中古品を探す場合も、AIの監視があることと、購入前に自分で状態を確かめることは分けて考えたいところです。
家族で利用するなら、今回のレポートをきっかけに、購入前に何を確認するか話しておくのも一案です。AIが見てくれていても、最後の確認は忘れんときたいですね。