Appleは、有料のクラウドサービス「iCloud+」の「カスタムメールドメイン」で、1つのドメインに作れるメールアドレスを最大10個に増やしたと案内しています。カスタムメールドメインは、自分で持っているドメイン(例: 店の名前.jp)のメールアドレスを、iCloudメールで送ったり受けたりできる機能です。何が変わったか、どのプランで使えるか、日本で使えるかを、公式の情報で整理します。
何が変わった? 1つのドメインで最大10個に
Appleのサポート記事は、英語版が2026年9月30日、日本語版が10月2日の公開日で、数字が改められました。2026年9月17日に保存された以前の版と比べると、次のとおりです。
| 項目 |
以前の版 |
今の版 |
| 使えるドメインの数 |
最大5つ |
最大5つ |
| 1つのドメインのアドレス |
最大3つ |
最大10個 |
| ドメインを共有できる人 |
自分以外に最大5人 |
自分以外に最大5人 |
Appleのサポート記事にある、カスタムメールドメインの仕組みの説明出典: Apple「iCloudメールでカスタムメールドメインを使う」(Apple サポート)(引用)
今の版には、ドメインを共有する相手もそれぞれ最大10個のアドレスを作れると書かれています。家族と共有する場合に加え、iOS 16以降なら家族以外の人とも共有できます。
どのプランで使える? iCloud+の全プラン
カスタムメールドメインは、iCloud+のすべてのプランに入っています。無料の5GBのiCloudでは使えません。Appleの日本の料金は、50GBが月額180円、200GBが月額540円、2TBが月額1,800円、6TBが月額5,500円、12TBが月額11,000円です。
AppleのiCloud+のページにある、無料の5GBと50GB・200GBのプラン出典: Apple「iCloud+」(Apple 日本)(引用)
日本での提供について、Appleの「利用できる機能」のページでは、「iCloud:カスタムメールドメイン」の国と地域に日本が入っています。日本語のサポート記事も、10個の案内に更新されています。
使う前に確かめたいこと
Appleは、次の準備が必要だとしています。
- 2ファクタ認証(パスワードに加えて確認コードでも本人を確かめる仕組み)がオンのApple Account
- 使う端末でiCloudメールを設定しておくこと
- 追加するアドレスが、ほかのApple Accountのメールアドレスになっていないこと
会社が管理するApple Accountでは使えません。iOS 15以前の端末では、iOS 16以降で設定したアドレスが表示されない場合があります。iPhoneのソフトの更新については、iOS 27で何が変わる? Siri AIの日本語対応と更新前に確かめたいことにまとめています。
暮らしと仕事への影響
これまでは1つのドメインで3つまでだったため、用途ごとにアドレスを分けるのは難しい面がありました。10個まで使えると、問い合わせ用・請求書用・ネット通販の登録用のように分けやすくなります。
家族とドメインを共有している人は、ひとりひとりが用途ごとのアドレスを持てます。ドメインを持っていない人向けに、iPhoneの設定やiCloud.comからドメインを買う手順もAppleは案内しています(18歳以上)。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
たとえば商店街の店なら、予約の受付、仕入れ先とのやりとり、求人の応募を、店のドメインの別々のアドレスで受ける使い方ができます。町工場や小さな事務所なら、見積もりの窓口と経理の窓口を分けておけます。
離れて暮らす家族で1つのドメインを共有し、親や子どもにも同じドメインのアドレスを用意する使い方もできます。共有する前に、相手の端末のiOSの版と2ファクタ認証の設定を見ておくと安心です。
アドレスを分けたい人は、いっぺん使い道を書き出してみとき。