11月2日(月)の朝9時30分から、先着50人。枚方市立中央図書館が11月28日(土)に開く「読書バリアフリー講演会」の申し込みが始まります。話すのは、ろう者で情報アクセシビリティ(だれもが情報を得て使えること)の専門家の伊藤芳浩さんです。参加は無料で、手話の読み取り通訳が付くので、手話がわからない人も聞けます。
講師は、電話リレーサービスにも関わってきたろう者の専門家
伊藤さんは、NPO法人インフォメーションギャップバスターの理事長で、NPO法人DPI日本会議の特別常任委員(労働・雇用担当)も務めています。図書館のチラシによると、日本手話を第一言語とするろう者で、日立製作所でデジタルマーケティングの仕事をしながら、障害のある社員と支える人が集まる社内のコミュニティの代表も務めています。デジタル庁の検討会の構成員や、ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)の作業部会の委員としても活動しています。
講演の題は「情報バリアフリー社会をつくる情報アクセシビリティスペシャリスト〜勇気を出せば、世界はもっと広がる〜」です。電話リレーサービスなどの活動と、著書の『マイノリティ・マーケティング』(筑摩書房)、『だいじょうぶ!』について話します。当日は、読書バリアフリーの支援や手話についての本も図書館に並べます。
| 項目 |
内容 |
| 日時 |
2026年11月28日(土)13時〜15時(開場12時30分) |
| 会場 |
枚方市立中央図書館6階 多目的室(枚方市車塚2-1-1) |
| 対象 |
聞こえない・聞こえにくい人、手話や読書のバリアフリーに関心のある人ならだれでも |
| 定員・費用 |
先着50人・無料 |
| 配慮 |
手話の読み取り通訳あり |
| 申し込み |
11月2日(月)9時30分から。専用フォーム・電話・ファクス |
枚方市立中央図書館の読書バリアフリー講演会のチラシ(参加対象・日時・会場・申し込みの部分)出典: 枚方市立中央図書館(引用)
申し込みの手順と、前もってやっておくこと
- 申し込みの方法を選ぶ: 枚方市電子申請サービスの専用フォーム、電話、ファクスのどれかです。電話とファクスの先は、中央図書館5階のバリアフリー読書支援係(電話050-7105-8155、ファクス050-7105-8152)です。
- ファクスなら書く項目をそろえる: 「11月28日(土)読書バリアフリー講演会」、氏名、連絡先を書きます。チラシの裏面の申込書も使えます。
- フォームならメールの設定を確かめる: フリーメールや受信の設定によっては、返事のメールが届かないことがあります。「@logoform.jp」と「@city.hirakata.osaka.jp」からのメールを受け取れるようにしておきます。
- 11月2日の朝に申し込む: 先着順で、定員になりしだい締め切ります。
枚方の図書館で、いま使える読書の手助け
講演会の窓口のバリアフリー読書支援係は、ふだんから、活字での読書が難しい人の読書を手伝っています。市のページから、主なサービスを困りごと別に並べました。
| こんな人に |
枚方市立図書館で使えるもの |
| 見えない・見えにくい |
点字図書・録音図書の貸し出し(電話やメールで申し込める。所蔵がなければ他市から借りるか購入を検討)、対面読書(音訳による読書)、大活字本、拡大読書器 |
| 聞こえない・聞こえにくい |
本の予約や貸出期間の延長をファクスやメールで申し込める。「耳マークシール」を貸出カードに貼ると、職員が手話や筆談で応じる。中央図書館のカウンターに筆談ボード。字幕・手話付きのビデオやDVD |
| 図書館に来るのが難しい |
障害や重い要介護の状態の人向けの図書宅配サービス(ゆうパックかゆうメール) |
| 紙の本が読みづらい |
ひらかた電子図書館。パソコンやスマホで電子書籍を読め、パソコンでは音声の読み上げで読めるものもある |
枚方市の「図書館の利用に障害のあるかたへ」のページ出典: 枚方市(引用)
図書館だよりの『図書館ニュース「ほんわか」』は、DAISY(デイジー、音声で読める電子書籍の形式)版、点字版、拡大文字版、メール版などで用意しています。ひらかた電子図書館は、PHPの脆弱性をめぐる対応で10月22日から緊急メンテナンスに入り、市のお知らせ(10月22日)では再開の時期は未定です。関西の自治体で止まったサービスは、関西の自治体、サイトやLINEの停止相次ぐ 大阪市や滋賀県、姫路市などもにまとめています。
国の仕組み 読書バリアフリー法と電話リレーサービス
文部科学省によると、視覚障害者などの読書環境を整える「読書バリアフリー法」(視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律)が、2019年(令和元年)6月28日に施行されました。障害のあるなしにかかわらず、だれもが読書を楽しめる社会を目指し、国が計画を立てて取り組んでいます。
講師の伊藤さんが関わってきた電話リレーサービスは、聞こえない人や話すのが難しい人と、聞こえる人との会話を、通訳オペレータが手話や文字と音声に通訳して、電話でつなぐ仕組みです。総務省によると、2021年(令和3年)7月1日に始まりました。相手の声を文字で読める「ヨメテル」という新しいサービスもあります。
大阪・関西で、聞こえにくい家族や同僚がいる人へ
たとえば、高齢になって耳が遠くなった親が枚方や寝屋川、交野のあたりで暮らしているなら、図書館の予約をファクスやメールでできること、耳マークシールで窓口が筆談に切り替わることを、一緒に確かめておくと出かけやすくなります。
職場に聞こえない同僚がいる会社や店の人には、講演会は、電話や会議での情報の伝え方を見直す機会にもなります。電話リレーサービスは会社として登録して使う方法もあり、総務省のページで事例集を公開しています。
申し込みは11月2日の朝9時半から。先着50人やから、早めにな。