海外旅行でスマホを使うときの料金が、分かりやすくなります。KDDIと沖縄セルラーは2026年10月15日、海外でデータ通信ができるサービス「au海外放題」を、2027年2月1日にリニューアルすると発表しました。渡航先を問わず1日980円に統一し、事前の予約もいらなくなります。一方で、「自動で始まる」仕組みには、知っておきたい注意点もあります。
何が変わるのか
KDDIの発表によると、主な変更点は次のとおりです。
- 料金が全地域一律に: 1日(24時間)あたりの利用料金を、渡航先を問わず980円(非課税)に統一します。これまでは、事前予約の有無や渡航先によって、800円・1000円・1200円と分かれていました。
- 事前予約が廃止に: これまで必要だった事前予約がなくなります。
- データは使い放題(ただし制限あり): データ通信は使い放題ですが、24時間あたりの利用量が10GBを超えると、通信速度が最大5Mbpsに制限されます。
- 利用額をアプリで確認できる: 渡航中の利用料金を、専用アプリでリアルタイムに確認できるようになります。
KDDIが発表した「au海外放題」のリニューアル(2026年10月15日)出典: KDDI株式会社・沖縄セルラー電話(引用)
暮らしへの影響と、気をつけること
料金が一律になり、予約もいらなくなるのは、旅行者にとって分かりやすい変更です。ただ、注意したいのが「自動で始まる」点です。
対象プラン(auバリューリンクプラン、使い放題MAX+、auマネ活プラン+など)の契約者は、スマホの「ローミング(国際データ通信)」の設定を有効にしているだけで、海外に到着すると自動でデータ通信が始まります。便利な反面、使うつもりがないのにローミングをオンにしたまま渡航すると、意図せず料金が発生するおそれがあります。
- 使わないなら設定を切る: 海外でデータ通信を使わないなら、出国前にスマホの「データローミング」をオフにしておきます。
- プランと条件を確認する: 自分の契約が対象プランかどうか、無料で使える特典(対象プランには毎月15日分の無料特典があるとされます)の有無を、出発前に確かめます。au・UQ mobile・povo1.0は予約不要ですが、到着後に利用開始の操作が必要です。
- 利用額をアプリで見る: 渡航中は、専用アプリで利用額をこまめに確認すると、使いすぎを防げます。
関西から海外へ行く人も確認を
関西空港からは、多くの人が海外へ出かけます。旅行や出張で海外に行く際、現地でスマホの地図やメッセージ、調べ物を使う場面は多いものです。
料金が一律980円で分かりやすくなるのは歓迎ですが、「知らないうちに課金されていた」を防ぐには、出発前の設定の確認がいちばんの近道です。家族で旅行するなら、子どもや高齢の家族のスマホの設定もあわせて見ておくと安心です。リニューアルは2027年2月からなので、次の海外旅行の前に、自分の契約と設定を一度確かめておきましょう。