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テレビ用の箱が犯罪の踏み台に、Googleが裏口遮断 家で見る2つの設定
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テレビ用の箱が犯罪の踏み台に、Googleが裏口遮断 家で見る2つの設定

要するに

Googleが、テレビにつなぐAndroidの箱130万台超の裏口を止めたんや。日本でも家の回線を踏み台にした不正送金が、2024年の件数の約44%やった。Playプロテクトが切れてへんか見といて。

  1. 1裏口はメーカーが最初から入れとった、認定済みの箱にもや
  2. 2Playプロテクトのスキャンが勝手にオフなら怪しいで
  3. 3「無料で見放題」の箱は、買わん使わんが一番や
執筆・監修:佐々木 航人が監修しながらAIを活用して執筆くわしく読む

くわしく知りたい人は、ここから

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1日平均で最大約2万7,000。2026年1月以降、他人の通信の「出口」として観測された、日本の家庭のIPアドレスの数です。情報通信研究機構(NICT)が調べました。警察庁と総務省がまとめた資料によれば、こうした機器は国内に少なくとも数万台あると推定されます。

しかも、出口になっているのはパソコンだけではありません。総務省の検討会が出した提言が真っ先に挙げたのは、テレビにつないで動画を見るための小さな箱でした。

Googleの脅威分析チームは11月3日付のブログで、テレビにつなぐAndroid搭載の箱など130万台超を操っていた「XCPE」という裏口を、提携先と止めたと公表しました。協力した組織の筆頭には、日本の警察庁の名前があります。

「認定済み」の箱にも、最初から裏口

Googleによると、裏口の作り手は機器メーカーのVideostrong Technologyです。ほかのブランドの機器も請け負って作る会社で、裏口は出荷の前から機器のソフトウェアに組み込まれた状態でした。利用者が消しても、再起動すると入り直します。

裏口の使い道は、犯罪グループへの「場所貸し」でした。Videostrongは箱を操る権利を売り、買った側のプログラムを箱に送り込んでいました。広告の表示を水増しするもの、家の回線を他人の通信の中継に使わせるもの、さらに別のマルウェアを呼び込むものです。Videostrongの運営者が画面を撮ったり、キー操作を送り込んだり、アカウントの情報を抜き出したりした様子も確認されました。

厄介なことに、箱はGoogleの「Playプロテクト認定」付きで売られていたのです。試験をすり抜けた手口は、最初の起動を終えてから不正なプログラムを読み込ませる細工でした。Googleは自らの試験の穴を認め、審査の仕組みを改めました。

A device manufacturer intentionally infecting their users with malware is an unacceptable breach of trust

出典: Google Threat Intelligence Group「Shutting the Door on the XCPE Botnet」

メーカーが自ら利用者の機器を感染させるなど、許されない背信だ。ブログには、そんな強い非難の言葉が並びます。

そこでGoogleは法的措置で、指令を出すサーバーのドメインを止めました。Videostrongとその関連会社は、今後は認定済みのAndroid機器を作れません。裏口から入り込んだマルウェアの指令先も止めました。Googleは、これで犯罪グループが別の感染機器少なくとも1,000万台にも指令を出せなくなるとみています。

日本の家の回線も、知らないうちに出口になる

Global Distribution of x.cpeと題した世界地図。北米や南米のブラジル、メキシコ、欧州の一部、ロシア、東南アジア、オーストラリアなどが青く塗られ、ブラジルや中東の一部、東南アジアの一部は濃い青。日本や中国は塗られていない
Googleが示したXCPEの感染の分布図。日本には色が付いていない出典: Google Threat Intelligence Group「Shutting the Door on the XCPE Botnet」(引用)

Googleが示した感染の分布図を見ると、日本に色は付いていません。この箱が国内でどれだけ使われていたかの数字も、公表されていないのです。

それでも安心はできません。警察庁と総務省、NICTが7月にまとめた資料によると、国内の踏み台は「テレビに接続して無料で国内外の動画を視聴できます」とうたう動画用の機器などの形で存在します。製造や流通の段階で、マルウェアが仕込まれていた例もありました。デジタルフォトフレームやルーター、ネットワークカメラが踏み台になった例も確認されています。

数字を見ると、被害は小さくありません。警察庁の分析では、2024年のインターネットバンキングの不正送金4,369件のうち、少なくとも1,918件は家庭の回線を経由した中継を使った犯行でした。被害額では約86.9億円のうち約28.9億円です。

インターネットバンキング不正送金被害の割合(令和6年中)の2つの円グラフ。被害件数4,369件のうちレジデンシャルプロキシが1,918件(44%)、その他2,451件(56%)。被害額約86.9億円のうちレジデンシャルプロキシが約28.9億円(33%)、その他が約58.0億円(67%)
2024年の不正送金のうち、家庭の回線を経由した中継が使われた割合出典: 出典:警察庁・総務省・情報通信研究機構「家庭用IoT機器を悪用するレジデンシャルプロキシの現状」(警察庁ウェブサイト)(公共データ利用規約(第1.0版)に準拠。資料の2ページ目のグラフの部分を切り出して作成(2026年11月3日確認))

持ち主にとっての怖さはお金のことだけではありません。相手のアクセスログに残るのは、その家の契約回線に割り当てられたIPアドレス。警察庁などの資料によれば、持ち主が攻撃者と疑われかねないうえ、攻撃者が箱を足がかりに家のネットワークへ入り込む危険もあります。

テレビの横の箱を確認する手順

関西の実家で、通販で買ったテレビ用の箱が動いていないでしょうか。帰省のついでに、次の順で見てみてください。

  1. 箱の名前と、買ったときのうたい文句を確かめる。有料のはずの動画が「無料で見放題」とうたう製品や、相場よりずっと安い製品は、警察庁などが使わないよう求めている。
  2. Playストアの設定で「デバイス情報」を開き、Playプロテクト認定済みかを見る。「認定されていません」と出たら使うのをやめる。
  3. Playストアの「Playプロテクト」の設定で、「Playプロテクトによるアプリのスキャン」がオンかを見る。
  4. メーカーの更新が止まっている箱は、買い替えも考える。

2つ目と3つ目は、Googleのヘルプがスマートフォンを例に案内している手順です。テレビ向けの箱では、項目の場所が違うかもしれません。

3つ目が今回の要点です。XCPEの裏口には、Playプロテクトによるアプリの確認を勝手に無効にする仕掛けがありました。オフにした覚えがないのにスキャンがオフなら、その箱を疑う手がかりになります。とはいえ、今回は認定済みの箱がすり抜けた例ですから、2つ目の確認だけで安全とは言えません。Googleの助言は、評判のあるメーカーの機器を選ぶこと。

スマートフォンも同じです。「使っていない通信量を共有して稼げる」とうたうアプリや、出どころの分からない無料VPNも要注意。入れた端末が踏み台になる入口として、警察庁とGoogleがそろって挙げました。

プロバイダーから「注意」が届く日

総務省は10月2日、家庭の機器が踏み台になるのを防ぐため、有識者の検討会がまとめた提言を公表しました。対策の例に入ったのが、警察が捜査でつかんだIPアドレスなどをもとに、プロバイダーが踏み台になった回線の契約者を割り出し、メールなどで個別に知らせる案です。指令を出すサーバーの名前を、プロバイダーのDNSで引けなくする案もあります。

具体的な進め方はこれから関係者で決める段階ですが、仕組みが動き出せば、ある日、たとえば「お使いの機器が悪用されているおそれがあります」といった連絡が届くかもしれません。

だからこそ、そうした連絡を装った偽のメールも出てくると考えておいたほうがよいでしょう。メールのリンクは開かず、契約しているプロバイダーの会員ページや、ふだん使っている窓口から確かめるのが確実です。

テレビの裏の小さい箱、正月に実家帰ったら一回ひっくり返して見たってな。

出典・参考

人が監修しながらAIを活用して執筆しています。公開したあとも、人が内容を確かめています。

執筆・監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。大阪出身の大阪育ちで、大阪公立大学(旧:大阪府立大学)の工学部出身や。21歳で起業してから、システム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始めて、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけてる。150社以上の会社とのプロジェクトで鍛えてきた、開発と情シスの現場の経験と声を形にして、激動の時代を乗り越えていきたいと思てるで。

記事は、人が監修しながらAIを活用して執筆しています。何を書くかと中身は人が決めて確かめ、記事の中身の責任は編集部(執筆・監修者)が負います。まちがいに気づいたら直し、更新日を改めます。AI の使い方・運営者・編集方針・訂正・ご指摘

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