ASUS JAPANが日本で2026年10月下旬以降に発売を予定する「ProArt P16 (H7607)」と「ProArt P14 (H7407)」は、NVIDIAの新しい仕組み「RTX Spark」を搭載したノートパソコンです。発表の概要はASUS、ProArtのAIノートPCを国内展開 制作向けに2サイズにまとめています。この記事では、公式の仕様をもとに、どんな仕事に向きそうか、買う前に何を確かめたいかを整理します。
仕様・価格・発売日を表で確認
ASUS JAPANの発表と製品ページに書かれている内容です(2026年10月8日に確認)。
| 項目 |
ProArt P16 (H7607) |
ProArt P14 (H7407) |
| 画面 |
16型・4K OLED |
14型・3K OLED |
| 厚さ |
12.9mm |
13.9mm |
| 重さ |
約1.77kg |
約1.48kg |
| 搭載チップ |
NVIDIA RTX Spark N1X |
NVIDIA RTX Spark N1X |
| メモリ |
最大128GBのユニファイドメモリ |
最大128GBのユニファイドメモリ |
| OS |
Windows 11 Home |
Windows 11 Home |
| 色 |
ナノブラック、ネオホワイト |
ナノブラック、ネオホワイト |
| 価格 |
発表に書かれていません |
発表に書かれていません |
| 発売日 |
2026年10月下旬以降(予定) |
2026年10月下旬以降(予定) |
両モデルの画面は、Delta E < 1の色再現精度、最大1,600nitsのHDRピーク輝度、120Hzの可変リフレッシュレート、反射防止コーティングを備えると製品ページに書かれています。日本で販売するモデルには日本語キーボードを搭載するとのことです。
具体的な発売日は、今後配信予定のプレスリリースで案内される予定です。製品ページには「今秋発売予定」とあります。
ASUS JAPANが発表に添えたナノブラックの本体画像出典: ASUS JAPAN(PR TIMES)(報道用の素材)
RTX Sparkとは何か
NVIDIAのページでは、RTX Sparkを「スーパーチップ」と呼んでいます。画像処理を担うBlackwell RTX GPUと、計算の中心となるGrace CPU、そして両方が使う統合メモリを、一つにまとめたものです。
公式に載っている数字は次のとおりです。いずれも「最大」の値です。
- GPU: 6,144コア
- CPU: 20コア
- AIの性能: 1ペタフロップス(FP4)
- メモリ: 128GBの統合メモリ
ASUSの製品ページには、パフォーマンスの数値は理論上の性能に基づき、実際とは異なる場合があるとの注記があります。
NVIDIAは、AI開発で広く使われるCUDAがそのまま動くこと、パソコンの中でAIモデルやAIエージェントを動かせることを特徴に挙げています。ASUSの製品ページには、電力効率に優れたArmベースのプロセッサを採用していると書かれています。
ASUS JAPANが発表に添えたネオホワイトの本体画像出典: ASUS JAPAN(PR TIMES)(報道用の素材)
どんな人の何の仕事に向くか
公式の説明から、向く場面を読み取ると次のようになります。向くかどうかは、実際の作業内容と使うソフトで変わります。
| 作業 |
公式の説明 |
| 3Dの制作 |
最大128GBの統合メモリで、最大90GBの3Dシーンを処理できると、NVIDIAが説明しています。 |
| 動画編集 |
カメラの4:2:2映像をそのままタイムラインに置け、HEVC、H.264、AV1のハードウェア処理に対応するとしています。 |
| 画像・動画の生成 |
手元の機器の上で生成でき、サブスクリプションやプロンプトごとの料金は不要とNVIDIAは説明しています。 |
| AIの開発 |
最大120Bパラメータのモデルを、1Mコンテキストで実行できると説明しています。 |
| 素材の整理・発想 |
ASUS独自のアプリ「Story Cube」「MuseTree」を搭載します。 |
対応アプリとして、ASUSは Adobe Creative Cloud、DaVinci Resolve、Blender、CapCut、ComfyUIを挙げています。
使う前に確かめること
次の点は、購入前に自分で確かめたいところです。
- 使うソフトが対応しているか。 ASUSが名前を挙げたのは上の5つです。普段使うソフトやプラグインがこの中にあるか、メーカーの案内で確認してください。Armベースのチップであることも、確認の理由になります。
- メモリの構成。 最大128GBのモデルを用意するとされていますが、どの構成がいくらで出るかは発表に書かれていません。
- 価格と発売日。 どちらも未発表です。販売店の案内を待つことになります。
- サイズと重さ。 P16は約1.77kg、P14は約1.48kgです。毎日持ち歩くか、置いて使うかで選び方が変わります。
- AIの数値の見方。 1ペタフロップスはFP4という形式での最大値です。自分の作業で同じ速さになるとは限りません。
- 取り扱い店。 アプライド、Amazon.co.jp、エディオン、ケーズデンキ、コジマ、Joshin、ソフマップ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラ、ASUS Storeを予定しています。掲載時点の予定で、変更される可能性があります。
暮らしと仕事への影響
今回の発表で変わるのは、持ち運べるノートパソコンの中で、AIの処理や3D、動画の制作を一台でまかなう選択肢が増える点です。NVIDIAは「一日中使えるバッテリー」と説明していますが、具体的な持ち時間は発表に書かれていません。
写真や動画を多く扱う人、画像生成を毎日使う人は、使うソフトが対応するかを先に確かめると判断しやすくなります。文書やメール中心の使い方なら、この機種の特徴を生かす場面は限られます。
関西の暮らしと仕事での使いどころ
関西の会社や自治体の導入については、発表に書かれていません。ここでは使い方の例を挙げます。
たとえば、商店街の店の商品写真や紹介動画を、店と取引先を行き来しながら編集する仕事では、持ち運びやすさが確認点になります。14型か16型かは、移動の多さで考えるとよいでしょう。
また、大学や専門学校で3D制作を学ぶ人が、教室と自宅の両方で作業する場合も考えられます。その場合は、使う授業のソフトが対応しているかを、学校の案内で確かめてください。
今日からできること
- 普段使うソフトの名前を書き出し、ASUSが挙げた5つに入っているか見る。
- 持ち歩く頻度を決め、14型か16型かの候補を絞る。
- ASUS JAPANの次のプレスリリースで、価格と発売日を確認する。
値段が出てから決めても遅うないで。焦らんと、自分の仕事に合うか見極めてな。