村田製作所とMelt Interface Technologies株式会社は2026年10月6日、「ハンドトラッキンググローブ」が「CEATEC AWARD 2026」優秀賞を受賞したと発表しました。人の手指の動きを、AI・ロボットの学習や操作に使うデータとして取得する機器です。製造現場での作業データ収集や技能継承への活用を想定しています。
カメラを使わず、5本指の位置と姿勢を計測
グローブの指先には、村田製作所が独自設計した小型・高感度3軸LFアンテナを搭載しています。磁界を捉える部品で、同社によると、5本指がどこにあり、どの向きを向いているかを高精度に測れます。外部カメラを設置せずに使える仕組みで、連続して8時間以上使えると説明しています。また、周囲の明るさや、物が間に入る状況に左右されにくいとしています。
審査委員会は「ContactGlove3 シリーズ」を、現実の動作を扱うAIであるフィジカルAIの基盤技術として評価しました。特に、手指の動きを作業の文脈と結びつける点に、AI向けデータとしての価値を認めています。







